大手メディアと違う個人のブログ戦略。「少ないアクセス」で伸びるには
「少ないアクセス」で売るのが個人のブログ戦略
大手メディアのサイトならアクセス数を集めやすいのだが、今の時代、個人ブログでたくさんの読者を集めることは正直難しい。なので、僕らのような個人がやるべきことは少ないアクセスでも売り上げが伸びるサイトを作ることだ。
多くの人は最初にここまで考えず、実現不可能な数字を掲げてブログを始めてしまう。本書を読んでいるあなたには「そこそこ単価の高い商品」と少ない販売数で、目標を達成してほしい。
アドセンス広告や数十円、数百円しか報酬が発生しない商品は避けるべきである。最低でも単価が1000円以上の商品を選びたいところだ。そうすれば、アクセス数がそこまで多くなくても売り上げが立つだろう。
僕は昔、ハイアンドロー(価格を変動させる手法)のブログを運営して月100万円を超えたことが何回かある。当時のPVは1万5000ほどしかなかったが、口座開設がひとつ売れただけで3万〜5万円の報酬が発生したのだ。となると、数個売れば容易に10万円に到達できる。
口座開設は王道の商品だが、その他にもアフィリエイトサイトに無料登録するだけで数千円・数万円を稼げる商品は存在する。フィットネス体験や転職、お見合いサービスの会員登録などが該当するだろう。そう考えると、ブログで稼ぐハードルは高くないと感じられるのではないだろうか。
補足として、売れやすい商品について触れておこう。まず、ニッチな商品ではなく有名な商品のほうが圧倒的に売れやすい。
例えば地下アイドルが広告に出ている化粧品と、誰もが知っているトップ女優が広告に出ている化粧品、あなたならどちらを買うだろうか? おそらく、後者のほうが人気があるうえに売り上げも高いだろう。同様に、ブログでも「知名度が高く実績がある商品」を選ぶべきだ。
ブログで覚えるべき「収益化記事」と「集客記事」
すでに知っている人もいるとは思うが、ブログの基礎知識の話をしよう。前提を知らないと売り上げが立たないので、ご存じの方も復習として頭に叩き込んでほしい。ブログを運営する中でCVR、CTR、クエリなど色々な用語が出てくるが、最初に覚えるべきは「収益化記事」と「集客記事」の2つだ。他はいったん無視してもらって問題ない。
収益化記事とは「英会話スクール ランキング」「〇〇 おすすめ」など、商品そのものを紹介する記事である。「英会話スクールに入ろうかな? 〇〇英会話がいいって聞いたけど本当かな?」と、読者は商品を買おうと思っているので、売れる可能性が高い。しかし、売り上げが立ちやすい分、大手企業のメディアがひしめく今の時代に、個人ブログが勝つことはほぼ不可能。
そこで登場するのが集客記事である。集客記事とはブログにアクセスしてもらうための記事。例えば「英会話 海外旅行」「英語 話せない」「英語 40代 勉強」「英語 苦手」などのキーワードを調べる人は、すぐに英会話スクールに通おうと思っていないだろう。
「英語 独学」というキーワードで検索する人は、英会話スクールに通いたいのではなく「独学で英語を勉強したい」と考えているはずだ。そんな相手に英会話スクールをすすめても、商品を買ってもらえる確率がゼロに近いのは明らかである。
ではどのように商品を売るかというと、集客記事にアクセスしてもらい、収益化記事に移動してもらう必要がある。例えば「英語 独学」をテーマにするなら、「英語を独学してマスターするには2年かかります。とはいえ、そんなことをしていたら時間がかかりますよね。英会話スクールに通えば3カ月で英語をマスターできます」という切り口で記事を書けばいい。
実際に英語を独学でマスターするにはもっと時間がかかるかもしれないが、上記はあくまで一例ととらえてほしい。

【著者プロフィール】
たくま(福田卓馬)
EXTAGE株式会社代表取締役社長。SEO、マーケティングコンサル/Web集客のスキルを指導する教育事業など3社経営。1987年京都生まれ。花園大学卒業後、IT関連の営業職として就職し、保険関連のIT部門に転職。在職中に「会社員を辞めて人生を変えたい」一心で副業でブログを開始、ブログ単体での月間最高収益300万円を達成。2021年6月にEXTAGE株式会社を創業。法人1期目で年商は1.5億円を達成。
※本記事はたくま(福田卓馬)著の書籍『文章で金持ちになる教科書』から一部抜粋・編集しました。
著=たくま(福田卓馬)/『文章で金持ちになる教科書』
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