「こそあど」言葉は多用しない! 抽象的な表現を控えて誰にでも誤解なく伝わる文章を
「こそあど」を多用しない
多用しないほうがいい言葉に、「こそあど」言葉があります。「こそあど」言葉とは、「この」「その」「あれ」「どれ」などのように、物事を指し示す言葉のことで、指示語ともいわれます。
「こそあど」言葉は、直前の語句や文を示します。しかし、抽象的な表現であるため、指示する候補が複数あると、どれを指しているのかがわかりにくくなります。

元の文章
改札を出たら正面の通り(○○通り)を左に進んでください。そこを100メートルほど歩くと、左手に黒い10階建てのビルがあります。それを通り越したら左折してください。そこの左手の2軒目の建物が弊社です。
改善例
改札を出たら正面の通り(○○通り)を左に進んでください。100メートルほど歩くと、左手に黒い10階建てのビルがあります。ビルを通り越したら、左折してください。左手の2軒目の建物が弊社です。
元の文章内の指示語をすべてはずしても意味が通じます。文章もすっきりしました。指示語があると、何を指すのか確認するために前の文章に戻らなければならない場合もあり、読み手の負担になります。
余計な指示語を削除すると、文章がすっきりして正確に伝わります。
元の文章
先日お送りした作業指示書には、出荷予定日も明記しています。必ずそれに間に合わせてください。
改善例
先日お送りした作業指示書には、出荷予定日も明記しています。必ず出荷予定日に間に合わせてください。
より丁寧な説明が必要な場合は、上記の改善例のように指示語を使わずに、指し示す言葉を再度書き記し、間違いのないようにします。
こそあど言葉の一覧
こ:これ、この、ここ、こんな
そ:それ、その、そこ、そんな
あ:あれ、あの、あそこ、あんな
ど:どれ、どの、どこ、どんな
※本記事は藤吉豊、小川真理子著の書籍『社会人になったらすぐに読む文章術の本』から一部抜粋・編集しました。
著=藤吉豊、小川真理子/『社会人になったらすぐに読む文章術の本』
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