正確で論理的な文章に欠かせないのは「根拠」! 根拠を示して説得力を高めよう
根拠を示して説得力を高める
正確で論理的な文章に欠かせないのは、「根拠」です。論理的とは、「理屈が合っている」ことで、根拠とは「主張のよりどころや支えとなるもの」のことです。
何かを主張するときは根拠を添えます。根拠が強いと説得力が高まります。
元の文
手に入れたい資料がいろいろあるので、資料購入の予算を増やしていただけませんか。
改善例
受注した案件の商品開発が始まります。物価が3%上がり、昨年までの予算では、開発に必要な資料が揃えられません。資料購入の予算を増やしていただけませんか。
元の文で挙げられている理由は「手に入れたい資料がある」だけです。個人的に入手したいともとれる、あいまいな根拠です。
改善例では、「開発が始まること(ビジネスに関わること)」「物価が3%上がり」「必要な資料が揃えられない」などの根拠が示されています。根拠が強くなっているため、元の文よりも説得力が高まっています。
根拠の示し方の例
1. 研究、調査結果をデータ(数字)で示す
○○大学の研究によると、睡眠を○時間取った人の60%は記憶の定着率が高まった。

2. 専門家や専門の研究機関の見解を紹介する
脳科学の専門家である○○教授は、「睡眠中に出るホルモンと記憶の相関関係は明らか」と述べている。
3. 自分の体験を述べる
夜、○時間眠ると、朝すっきりして、勉強がはかどる。
4. 実績のある著名人の事例を紹介する
YouTuberの○○さんは、「効率的に仕事をするために、どんなに忙しくても睡眠を○時間取っている」という。
5. 資料(本など)から引用する
「 ○○時間の睡眠を取る人は睡眠不足の人に比べて、○○の資格に合格する率が高い」(◇◇著/○○出版)
誰もが事実と認識している場合、根拠を書く必要はありません。自分の意見を述べたり、提案したりするときには、根拠を示します。すると、説得力が高まります。
※本記事は藤吉豊、小川真理子著の書籍『社会人になったらすぐに読む文章術の本』から一部抜粋・編集しました。
著=藤吉豊、小川真理子/『社会人になったらすぐに読む文章術の本』
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