儚げな雰囲気を演出する「逆光」。自分のイメージする感情を探ってみよう/好き」を伝える 写真の教科書(4)

逆光で儚げな雰囲気を演出しよう

時間帯によって光の強さが変化! ポートレートで重要な「ライティング」を知ろう
『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』 4回【全9回】


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多くのカメラマン、カメラを学びたい人と交流がある武井さんだからこそ伝えられる技術の数々。初心者~中級者の方はぜひ参考にしてください。

※本記事は武井宏員著の書籍『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』から一部抜粋・編集しました。


逆光で儚げな雰囲気を演出しよう

優しい逆光を使うことで、ふわっと儚げな雰囲気を演出することができます。注意したいのは「決まりすぎた作品」にしないこと。モデルにピントがばっちり合いすぎないように調整し、あえてマクロレンズなどを使用してぼかしてみるのもよいでしょう。

逆光で儚げな雰囲気を演出しよう

DATA:Canon EOS R5・RF85mm F2 MACRO IS STM・F2・1/800 秒・ISO400
大切なものを思い返すような気持ちという指示のもと撮影。

自分のイメージする感情を探ってみよう

自分の感情を表現したいときは、モデルの表情や構図が決まりすぎていないことが大切です。今回の作例では、あえて目のピントを外すことで、儚さだけでなく、優しさという感情も併せて表現しました。また、人それぞれですが、目線を上にすると希望の感情を、下にすると優しさを表現できます。自分の感情表現はどのようなものか、探ってみるのもおもしろいですよ。

ーPOINTー

モデルの表情や構図が決まりすぎていないことが大切

a 逆光で人物を包み込む
順光はモデルの顔を強調できますが、逆光ではモデルを包み込むようにやわらかな雰囲気を演出することができます。

b 視線を下げて感情を表す
視線によって、感情を表現することができます。儚さを表現したければ目線を下にするのが効果的です。

c ぼかすことでエモーショナルに
しっかり描写せず、あえて全体をぼかすことでエモーショナルな雰囲気も演出できます。その際は目のピントを少し外すことも意識しましょう。

著=武井宏員/『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』

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