歩くとすぐ疲れる原因は靴じゃない。足裏の感覚を取り戻そう/あぶら身をごっそり落とすきくち体操(2)

年齢を重ねるにつれ、下腹や背中の厚み、お尻の垂れ具合など、気になる部分が増えてきていませんか? 実はそれ、体に必要な筋肉が痩せて「あぶら身」に変わってきたからなんです!
大切なのは、筋肉を鍛えて「やせる」のではなく、やせ衰えた筋肉を動かして「体を育てる」こと。そう提唱するのが、「きくち体操」でおなじみの菊池和子さん。現在89歳で驚きの美と若さと健康を維持し、今も現役で体操の指導に当たっています。
紹介するのは、自分の身一つで誰でもどこでもできる簡単な動きばかり。「きくち体操」を熱血指導するブタの妖精「あぶらみちゃん」の教えを参考に、しなやかな体を目指しましょう!
※本記事は菊池和子、熊野チコ著の書籍『40代から始めよう!あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)
菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。
足裏の感覚を取り戻すことが、老化に歯止めをかける第一歩!
足裏の筋肉が弱ると、土踏まずのないぷよぷよの偏平足になるわ。
だから、ちょっと歩いただけですぐ「あぁ疲れた〜」となる。筋肉が使われないと血行も滞るから、皮膚の新陳代謝が鈍って、かかとは硬くてガサガサね。
それにタコ、ウオノメ、外反母趾…。女性の多くは、足に何らかのトラブルを抱えているといわれるわ。
ヒールパンプスのせいもあるけれど、それは二次的な要因にすぎない。
足指と足裏の筋肉が弱って、自然なアーチが崩れていることが根本的な原因なのよ。
足指と足裏の筋肉を動かすと、下半身からお腹、背中、といった上半身の筋肉にまで刺激が届くわ。
体を支える筋力がついて、姿勢がよくなる。
それが体型にも体の基礎代謝にも影響するのよ。
とはいえ、今まで足裏を意識してこなかった人が、いきなり筋肉を動かすと足がつっちゃうかも。
だからまず、足裏の感覚を取り戻すことが、老化に歯止めをかける第一歩と心得てね。
アナタはあぶら身足!?足裏をチェックしよう!

【あぶら身足の人の特徴】
● 土踏まず ➡ ない(偏平足)
● タコ・ウオノメ ➡ ある
● かかと ➡ ガサガサ
● 足の形 ➡ 四角形(ワラジ系)
● 指の開き ➡ うまく開かない
● 指の形 ➡ 曲がっている指がある
● 小指の爪 ➡ 小さく、横を向いている
【足首もキュッ!育っている人の足】
● 土踏まず ➡ ある
● タコ・ウオノメ ➡ ない
● かかと ➡ しっとり
● 足の形 ➡ 逆三角形
● 指の開き ➡ 等間隔に開いている
● 指の形 ➡ まっすぐ伸びている
● 小指の爪 ➡ 大きく、上を向いている
毎日できる体操:足裏の感覚を取り戻す!

1 太ももに足裏をのせ、じっくり観察する
◎POINT
背すじを伸ばす
ひざを伸ばす
2 両手でギューッと刺激して足裏の感覚を取り戻す
◎アドバイス
足裏の感覚をはっきりさせることが老化の歯止めになるわ!
著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん
1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。著書も多数。
監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』
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