きっかけは母の死から。豹変する祖母と世間体を気にする祖父との暮らし。アルコール依存症の祖母に翻弄された女性の告白

本当の地獄はこれからだったのに

ギャンブル、アルコール、薬物、ゲーム…。「依存症」は誰もが陥る可能性のある身近な病気と言えます。しかし依存症による言動や周囲に及ぼす実情を、当事者以外が知ることはあまり多くないかもしれません。今回は、アルコール依存症の祖母によって生活が崩壊の危機に陥ってしまった孫の立場を見ていきます。

夫婦喧嘩の絶えない両親と暮らしていた、当時4歳のゆめのさん。母親はケンカをする度にゆめのさんを連れ、自分の祖父母宅に避難していました。そんなある日のこと、ゆめのさんはこの日も祖父母宅に預けられており、母親が自宅に連れて帰ろうとやってきました。ゆめのさんは両親のケンカを見たくないという思いから、「おばあちゃんちに泊まりたい!」と祖母にしがみつきます。
娘の言葉を受け入れた母親は、一人帰宅することに。しかしこれが、ゆめのさんと母親の別れとなってしまいました。
母親はその夜に自死し、ゆめのさんは祖父母に引き取られることに。まだ幼いゆめのさんには余りにも受け入れられない状況のなか、優しい祖父母と一緒に暮らせることが唯一の救いと感じていました。

しかし、そんな優しい祖母のもうひとつの顔に、ゆめのさんは長く苦しめられることになるのです。祖母はゆめのさんが生まれるずっと前から「アルコール依存症」だったのです。
ゆめのさんと暮らし始めるなかで、さらに深刻なアルコール依存症に陥っていく祖母。ゆめのさんの地獄の日々が待っていました…。

安心して過ごせるのが「普通の家」?優しい親に憧れた子ども時代/さよなら毒家族(1)

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