【恩返しするねこ】「決して覗かないでくださいね」猫が潜んだこたつの中/みっけ!ねこむかしばなし(4)

こたつの中に潜む猫

【玉手箱なねこ】箱を開くと真っ白に。だから開けてはいけないと言ったのに!/みっけ!ねこむかしばなし(1)
『みっけ!ねこむかしばなし』 4回【全23回】


もしも、ねこがあの物語に登場したら…?

言わずと知れた有名な物語に、ねこを融合させた「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開に。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?

作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。


◆恩返しするねこ その1

コタツを占拠された…


◆恩返しするねこ その2

こんなに助けてないぞ…

◆元となったむかしばなし

鶴の恩返し
むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
冬のある日、おじいさんが山に入ると罠にかかり動けなくなった鶴がいたので助けてやりました。するとその夜、美しい娘がおじいさんとおばあさんの家を訪ねてきて、「泊まらせてください」と言います。
二人は心よく娘を迎え入れました。娘は「お返しに反物を織ります。この戸は決して開けないでください」と言うと、戸の向こうで反物を織り始めました。
おじいさんとおばあさんはその反物を売って裕福になりましたが、ある日、どうしても娘が織っている姿が気になり、戸を開けてしまいました。そこにいたのは罠から助けた鶴でした。正体を見られた鶴は、どこかへ飛び立っていったのでした。

著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』

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