【一休さんなねこ】桔梗屋さんのいじわるも、猫にかかれば解決です!/みっけ!ねこむかしばなし(12)
もしも、ねこがあの物語に登場したら…?
言わずと知れた有名な物語に、ねこを融合させた「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開に。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆一休さんなねこ その1
◆一休さんなねこ その2
◆一休さんとねこ
◆元となったむかしばなし
一休さん
むかし、一休というとんちが得意な坊主がいました。彼には様々な逸話があります。
たとえば、お寺の和尚さんが毒だと言って隠し持っていた水飴を全部食べてしまった時は、和尚さんのツボをわざと壊し、「責任を取って毒を飲んで死のうと思った」と言い訳をしました。
また橋の前に「このはしわたるべからず」と意地悪な立て札があった時は「『はし』ではなく『真ん中』を歩けばいい」と言って、堂々と真ん中を歩いて渡りました。
はたまたお城のお殿様から「夜な夜な出てくる屏風に描かれた虎を退治してみろ」と言われた時には、「ではまずこの虎を屏風から出してください」と言い返すのでした。
著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』
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