湯気が虹色になる?おうちでできる彩雲実験/最高にすごすぎる天気の図鑑(1)
きれいな夕焼けはいつ見えるのだろう?
雲を見て天気を予想してみたい!
空を眺めている時、テレビのニュースを聞いている時など、疑問に感じる天気の話題がたくさんありますよね。私たちの生活を大きく左右する天気について少しでも知識があれば、美しい空や雲に出会えるようになり、災害からも身を守れるようになります。
『すごすぎる天気の図鑑』シリーズでおなじみ、雲研究者で、映画『天気の子』やドラマ『ブルーモーメント』でも気象監修を務める荒木健太郎さんが、そんなおもしろくてためになる、天気にまつわる知識を紹介してくれます!記事で紹介する内容は、YouTubeチャンネル「荒木健太郎の雲研究室」の動画でも解説していますよ。
※本記事は荒木健太郎著の書籍『空のひみつがぜんぶわかる! 最高にすごすぎる天気の図鑑』から一部抜粋・編集しました。
湯気が虹色になる?おうちでできる彩雲実験
美しい空の虹色のひとつである彩雲は、おうちにいながらでも観察できます。
まず、朝や夕方の太陽の高さがさほど高くないとき、太陽の光の入る部屋でカップにお湯を入れます。湯気の出ているカップを光がさす場所に置き、自分は陰に隠れるように太陽とカップの湯気と、自分がほぼ一直線になる位置に移動します。そこからスマートフォンのカメラで湯気を撮ると、なんと虹色の彩雲になっているのがわかります。
太陽の光を直接見ると眼を傷めて危険なので、慣れないうちは肉眼ではなくスマートフォンで安全に観察しましょう。
また、ライトなどの強い光源があれば、自然の太陽の光がなくても彩雲をつくる実験ができます。カップにお湯を入れて、ライトの光を横から湯気にあてます。カップに立てたスプーンなどで光源を隠せば、彩雲のできあがり!
空の彩雲と同じく、湯気の彩雲も刻々と色や姿を変えています。とても美しくて、いつまでも眺めていられます。
カップにお線香の煙を近づけると湯気を増量できる!
太陽の光で彩雲実験
ライトで彩雲実験
ライト、カップの湯気、自分がほぼ一直線になる位置で観察するのがポイント。ライトの光も強いので直接見ないよう注意 。
豆知識
スマートフォンのカメラに強い光が入ると、本来そこにない光が写り込みます。これはカメラのレンズで反射した光(ゴースト)で、日中の太陽や夜間の街灯などの光源が写真のなかに写っているとよく現われます。
著=荒木健太郎/『空のひみつがぜんぶわかる! 最高にすごすぎる天気の図鑑』
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