SNSやYoutubeも!元教員Webライターが今まで経験した仕事を紹介

どんな仕事がある?元教員Webライターが今まで経験した仕事とは

「これからもこの働き方のままでいいのかな?」
「もっと心にゆとりのある働き方ができないかな?」

このような思いから、フリーランスで働く道を選択する人が増えています。ただ、フリーランスになるとどう生活が変わるのか、イメージがあまり湧かないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、小学校教員からフリーランスWebライターに転向した武川彩香さん(@pop_o_writer)にお話を伺いました。

武川さんが小学校の先生だったときは、朝早くに出勤して児童を迎える準備をし、夜遅くまでテストの採点や事務作業をする毎日。帰宅したあとも寝る前まで授業準備をするなど、なかなか自分の時間が取れない生活だったそう。

Webライターになり、生活が大幅に変化したという武川さん。今回の記事では、「Webライターになってから経験した仕事」について詳しく教えてくれました。

【画像で確認】小学校教員からWebライターに!1年間の「収入推移」どう変わった?


*  *  *

こんにちは!Webライターの武川です。

私は小学校教員として勤めていましたが、体調を崩して休職したことをきっかけに働き方を見直しました。1年の休職を経て退職し、現在はフリーランスWebライターとして活動しています。

未経験・独学で勉強を始め、初報酬はなんと1記事1,000円!そんな私も、今ではWebライターの仕事だけで生計が立てられるようになりました。

今回は、元教員Webライターが今までに経験した仕事についてお話します!

1.SEO記事作成

1つ目は、SEO記事作成です。私は今まで500記事以上執筆してきましたが、その中で最も多いのがSEO記事作成でした。SEO記事とは、Google検索で上位表示されるように工夫して書かれた記事のことをいいます。私はおもに企業のWebメディアにアップされる記事を作成してきました。

私が作成したSEO記事のジャンルは、教育、金融、経理、探偵、文具などさまざまです。始めは教員経験を活かせる教育系記事の仕事を探しつつ、ほかのジャンルでも調べたら書けそうなものは積極的に応募しました。今は継続して依頼いただける仕事が増え、美容やビジネス系など特定のジャンルについて書くことが増えました。

Webライターを始めたばかりの頃はクラウドソーシングを利用していましたが、今はXでつながったWebマーケティング会社や、個人でWebメディアを運営している方から仕事をいただいています。文字単価は0.38円からスタートし、コツコツ実績を積み重ねた結果、最近では文字単価3円以上の仕事をいただくことも増えました。

始めは低単価になりがちなSEO記事作成も、スキルを磨いていくうちに2円、3円と単価を上げることは可能です。


2.SEO記事の編集

2つ目は、SEO記事の編集です。ほかのWebライターが書いた記事をチェックして、より良い形に編集する仕事を担当しました。編集業務をするようになったきっかけは、SEO記事の依頼を受けているうちにディレクターから声を掛けてもらったことです。以後、その仕事ではライター業務をほかの方にバトンタッチして、編集者として携わるようになりました。

私が編集業務でWebライターにフィードバックするときは「なぜ修正したほうが良いのか」を言語化し、具体例を踏まえて提案することを心がけています。また、執筆した人に気持ちよく修正してもらえるよう、言葉選びにも気をつけています。

始めから編集業務に携わるのは難しいと思うので、SEO記事作成を受ける中で「この人になら任せられる」といった信頼を得ることが重要です。編集に興味がある方は「修正を限りなくゼロにする」「多少無理のあるスケジュールでも対応する」など、まず目の前の発注主に信頼してもらえるように行動すると良いでしょう。

ちなみに、単価はライターとして記事作成していたときの3分の1くらいになりましたが、作業にかかる時間が減った分、時給としては上がりました。

3.商品の販促記事

3つ目は、商品の販促記事の作成です。文具を販売している企業のWebメディアに掲載して、作品を通して文具の特徴をアピールし、購入につなげることが目的です。クリエイターが販促対象の文具を使って手帳ページを作成し、その画像やコメントをもとに、手帳を上手に作るポイントをまとめ、文具の使いやすさやかわいさを伝える記事を作成しました。

記事を見た読者に「この文具がほしい!」と思ってもらえるように、クリエイターのコメントを編集してわかりやすくしたり、コメント以外にも画像からわかる情報を加えたりと表現を工夫しました。SEO記事とはまた違った構成、書き方が求められたので、要領をつかむまでは時間もかかって大変だったことを覚えています。何本も書いているうちに少しずつ慣れてきて、だんだんと作品を楽しみながら記事執筆できるようになりました。

この仕事もSEO記事作成をするなかでディレクターから紹介してもらったので、自分から営業せずとも仕事をいただけるような状態を作ることの大切さを感じました。


4.Instagramの投稿作成

4つ目は、Instagramの投稿作成です。文字入りのInstagram投稿を代わりに作成する仕事で、私は画像内の文字、キャプション※部分のライティングを担当しました。受注した経緯は、Instagram運用代行をしている知り合いから声をかけてもらったことです。

※キャプション:投稿画像の下にあるテキスト部分のこと。投稿画像の補足をするときに使う。

実際に投稿作成をしてみて、記事と違って短い言葉で端的に伝えるスキルや目を引くキャッチーな表現を考えるスキルが必要であると実感。スキルを磨くために、ほかの投稿を見たり、Instagram運用に関する本を読んだりして、感覚をつかめるようにたくさん勉強しました。

投稿作成の報酬は1投稿あたり1,500円からスタートして、最終的には2,500円にまでなりました。時給換算すると1,000円以下になることもありましたが、自分のキャリアの幅を広げるために貴重な経験ができたと思っています。



5.YouTube動画の記事化

YouTube動画の記事化

5つ目は、YouTube動画の記事化です。YouTube動画を文字に起こし、構成を組み替えて1つの記事にする仕事をしました。この仕事はXでライター募集している投稿を見て、応募したことがきっかけでご依頼いただきました。

動画の記事化では、文字起こしをそのまま整えるのではなく、「この動画で伝えたいことは何か」を意識して内容をカットしたり付け加えたりする必要があります。動画と記事では情報の入り方が異なるので、文字情報としてわかりやすい形になるよう書き方を工夫しました。

YouTubeだけでなく、セミナー動画や音声配信などのコンテンツを記事化したいという需要はまだまだあります。一つの選択肢として、コンテンツを記事化する仕事も視野に入れてみてください。



*  *  *

武川さんはSEO記事作成からキャリアをスタートさせて、Instagramの投稿作成やYouTube動画の記事化などさまざまな仕事に挑戦されてきたのですね。Webライターの仕事は幅広いので、横展開しながらスキルを積み上げることが可能です。自分だけのキャリアを形成できるのもWebライターの魅力といえます。みなさんも気になる仕事にはどんどん挑戦して、自分だけのキャリアを築いてみましょう。





▶プロフィール
武川彩香
フリーランスWebライター。小学校教員を5年間勤めるも、適応障害で退職。現在はクライアントワークをしながら、働き方に悩む教員に向けて、Webライターの魅力やリアルを発信中。

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文=YY

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▶プロフィール
武川彩香
フリーランスWebライター。小学校教員を5年間勤めるも、適応障害で退職。現在はクライアントワークをしながら、働き方に悩む教員に向けて、Webライターの魅力やリアルを発信中。


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