40代で介護職からWebライターへ転身。初めての在宅ワークで知った課題と対処法

介護職からWebライターへ。在宅ワークを始めて気づいた課題と対処法

Webライターは、特別な資格やスキルは必要なく誰でも挑戦できる仕事です。

未経験から初めてのジャンルに挑戦することもできますが、趣味や仕事で身につけた知識や経験を活かせば、活躍の場がさらに広がります。

そこで今回は、介護の資格と介護現場で働いた経験を活かして、40代からフリーランスのWebライターに転向した中谷ミホさん(@web19606703)にお話を伺いました。

在宅でWebライターを始める前は、介護施設などで20年間働いていたという中谷さん。介護職員やケアマネジャーの職務経験があるそうです。現在は、介護や福祉の特化ライターとして複数のメディアで活躍されています。

今回の記事では、介護職からWebライターに転向した中谷さんが、在宅ワークを始めて気づいた課題とそれに対する工夫や解決法をお聞きしました。

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*  *  *

こんにちは!Webライターの中谷です。
わたしはもともとは介護施設で働いていましたが、現在は介護の資格と介護現場で働いた経験を活かして、在宅でWebライターの仕事をしています。

中学生と高校生の子どもがいるわたしにとって、時間の融通が利くフリーランスの働き方は、子どものスケジュールに合わせることができるのでとても満足しています。

今回は、介護職からWebライターに転向したわたしが「在宅ワークを始めて気づいた課題と対処法」についてお話しします!


自己管理スキルが必要

フリーランスでWebライターの仕事を始めて気づいた1つ目の課題は「自己管理スキルが必須」であることです。

フリーランスは、自分のペースで働けるというメリットがある一方で、納期に間に合うように自分で仕事の管理をしていく必要があります。
なぜなら、納期に遅れると発注主からの信頼を失い、仕事を継続してもらえなくなる可能性があるからです。

フリーランスのWebライターにとって、仕事がなくなることは収入の減少に直結します。そのため、仕事のスケジュールと毎日の作業ペースを自分で把握し、管理するスキルは非常に重要だと言えるでしょう。

わたしの場合は、手書きのスケジュール帳とパソコンの2つを使って仕事の管理をしています。

スケジュール帳は、無印良品の「ノート・ウィークリー」を愛用。打ち合わせの日時や納期といった仕事のスケジュールとプライベートの用事の両方を書き込み、自分の予定を把握しています。

1ページで1週間分の予定が把握できるので、日々の仕事のスケジュールを立てるのに役立っています。

ちなみに、わたしが手書きのスケジュール帳を使っている理由は、書いた方が記憶に残りやすいからです。また、メモしておきたいことをすぐに書き込めるという理由もあります。

一方で、パソコンでは、Googleスプレッドシート(※1)を使用して、仕事のスケジュール管理と進捗状況を把握しています。

(※1)Google社が提供するオンライン表計算シートのこと

具体的には、スプレッドシートの横軸に1ヶ月分の日付、縦軸に1ヶ月分の案件と納期を入力。同時に優先順位も付けておきます。

そして、大まかに決めた1週間分のタスクをシートに入力します。

◾️1週間分のタスクの例(1週間で5記事の構成作成と執筆をする場合)
月〜水曜日:構成作成×5本
木〜土曜日:本文執筆×5本

次に、1日分の作業内容を細かく決めていきます。

◾️1日分の作業内容の例
A案件は、見出しを3つ書く
B案件は、導入文と見出しを2つ書く
C案件は、推敲※1して、納品する

※1:執筆した記事を見直すこと

予定通りに作業が進まないこともあるので、余裕のあるスケジュールを組むのがポイントです。

また、1日の終わりにはその日の進捗を振り返り、遅れている作業があればスケジュールを組み直しています。


孤独を感じる

「孤独感」もWebライターを始めて気づいた課題です。

介護職をしていたときは、同僚と一緒に利用者さんの目標達成を喜び合ったり、お互いに仕事の労をねぎらい合ったりしていました。しかし、Webライターになってからは基本的に一人作業なので、そのような機会がありません。

ちょっとした雑談や愚痴を言い合える仲間もいないため、寂しさや孤独感を感じるようになりました。

そこで、わたしは、孤独感を解消するためにWebライターが集まるオンラインサロンや趣味のコミュニティに入り、新しい人間関係を作っていきました。

オフ会やイベントにも積極的に参加して、リアルに仲間と触れ合ったり、SNSを通じてお互いに「いいね」やコメントを送り合ったりして、コミュニケーションを図っています。

息抜きにもなり、お互いに情報交換もできるので、孤独感を解消するだけでなく、仕事にも大きく役立っています。


運動不足になる

運動不足も大きな課題だと感じています。

介護施設で働いていた頃は、担当フロアへの移動や来園者の対応などで毎日施設内を動き回っていたので、運動不足を感じることはありませんでした。

しかし、在宅でWebライターを始めると、身体を動かす機会がグンと減ってしまいました。その結果「疲れやすくなる」「体重が右肩上がりに増えていく」という状況に・・・。

「このままではいけない!」と思い、運動不足の解消と健康維持のために、毎日のウォーキングを習慣にしました。

運動不足になる

アップルウォッチで、1日の歩数と歩行距離を計測しているのですが、たくさん歩いた日は達成感を得られます!

それに加えて、パソコン作業が続くと首や肩、腰が痛くなるので、ストレッチや筋トレも欠かせません。

わたしは、フィットネストレーナーの竹脇まりなさんのYouTubeチャンネルを視聴しながら身体を動かしています。自宅で気軽に取り組みやすいのでおすすめですよ!

もともと運動は苦手ですが、健康のためにこれからも続けていきたいと思っています。


*  *  *

今回は、介護職からWebライターにキャリアチェンジした中谷さんにお話を伺いました。

Webライターなどの在宅ワークには、実際に働いて経験してみないとわからない大変な一面もあるのですね。実際に在宅ワークを始める前は、プラス面だけでなく、大変な面についてもよく理解しておく必要がありそうです。

これからWebライターになりたいと考えている人は、ぜひ中谷さんのお話しを参考にしてみてください!



▶プロフィール
中谷ミホ
40代からフリーランスのWebライターに。介護業界で働いた経験を活かし、介護や福祉の特化ライターとして活躍中。


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文=YY

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中谷ミホ
40代からフリーランスのWebライターに。介護業界で働いた経験を活かし、介護や福祉の特化ライターとして活躍中。


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