【防犯の専門家に聞く】小学生のお留守番で気をつけることは? 防犯グッズは何がいい?

 『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

毎日の子どもの登下校にも、危険は潜んでいることがあります。
イラストレーターのしばたまさんがフォロワーさんの体験談を描いた『心ゆさぶる本当の話』の中から、小学生の帰宅時の危険を描いたエピソードををご紹介します。なにげない日常に潜むゾッとするような危険を描いたこのエピソードは、大きな反響を呼んでいます。

また、防犯の専門家・ALSOKのHOME ALSOK事業部の松田博充課長に、子どもの留守番のときに気をつけるべきことや、防犯グッズについてお話を伺いました。

【漫画を読む】思わずゾッとする『1万人がいいね!した心ゆさぶる本当の話』のインターホン編

『心ゆさぶる本当の話』「インターホン編」より


『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

体験者さんは小学生の頃、両親が共働きで鍵っ子でした。普段は学校が終わって帰宅する時は自分で鍵をあけていたそうです。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

事件が起こったその日は、たまたまお母さんの仕事が休みで家にいる日だったそうです。でかけるときに「今日はお母さんお家にいるからね〜」と送り出してくれました。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

帰宅してインターホンを鳴らしてお母さんを呼ぶと、ドアを開けたお母さんは体験者さんの手を強くひっぱって中に引き込みました……。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

お母さんは「何もなかった!? なんともない!? 大丈夫!!?」と必死の形相。
体験者さんは「お母さんどうしたの?急に引っ張って…」「なんともないよ?」とキョトン。
お母さんは体験者さんを抱きしめて「良かった…本当に良かった…」と繰り返しました。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

ふと窓の外を見てみると、大家さんと管理人さんが集まって「何時頃ですか?」「14時すぎに…」「住人のためにも」と真剣に話をしていました。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

体験者さんのお母さんは、「これからはね、家に誰もいないとわかっていてもピンポンしてね」「誰もいなくても、家に入るときは『ただいま!』って言うのよ」と真剣に話して聞かせました。体験者さんはなぜだかわからないまま、しばらくお母さんの言うとおりにしていました。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』

それから1年ほどたって、ふと気になった体験者さんはお母さんに聞きました。
「帰る時にインターホン鳴らしてるけど、あれ何で?」
するとお母さんは「えっ!えっ!?」「あなたあの日のこと何もわかってなかったの!?」と驚きます。
そしてこう言うのでした。

『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』続きは書籍でお楽しみください。次のページからは『身の毛がよだつゾッとした話』をお届けします。

「あの日、あなたの後ろには知らない男が立っていたのよ…」

たまたま母親が在宅の時だったので事なきを得た体験者さんでしたが、いつものように仕事で不在だったら…。そう思うとゾッとしますね。
今回は子どもの留守番のときに気をつけるべきことや、防犯グッズについて、防犯の専門家・ALSOKのHOME ALSOK事業部の松田博充課長にお話を伺いました。

子どもに留守番させるときに気をつけるべきことは?


──子どもに留守番させるとき、親子でどんなことに注意しておけばいいでしょうか??

松田さん:お留守番中に災害がおきた場合に備えて、家具の転倒等を防ぐ対策をしておくこと、避難場所・連絡手段などをあらかじめ家族と共有しておくことが重要です。

──お留守番中の子どもには、インターフォンに出ないよう伝えている方が多いと思いますが、留守だと思われることがリスクにつながるという考え方もあります。インターフォンへの対応はどうしたらいいでしょうか?

松田さん:口車に乗せられて、うっかり鍵をあけてしまうと、被害に遭ってしまうかもしれませんので、そもそもインターフォンに出ない事も、防犯対策の一つです。予約のない急な来客への対応は要注意です。あらかじめ子どもと対応方法を決めておくと良いでしょう。

インターフォンの中にはカメラに顔を向けないと反応しない物や、録画機能付もあります。また、HOME ALSOK Connect Eyeなどのような、動体検知付きの防犯カメラを玄関に設置することも有効です。動体に反応してお家の人のスマホに通知がきますので、来訪者のみならず、お子さんの外出や帰宅も確認できて、安心です。

──子どもが留守番中に電話がかかってきた時は出ないよう伝えている方が多いと思いますが、親が外から留守番中の子どもに連絡を取りたい場合もあるかと思います。電話についてはどのように対応を教えたらいいでしょうか?

松田さん:固定電話がある家庭の場合は、ナンバーディスプレイ対応の電話機にし、予め登録されたお家の人の番号のみ出るようにすると安心です。子どもが携帯電話を持っている場合も、登録されている人以外からの電話などには応答しないようにするよう、親子で話し合ったほうがよいでしょう。

防犯グッズについて


──小学生になってからすぐに携帯を持たせるかどうか悩んでいる方もいると思いますが、やはり持たせた方がいいのでしょうか? 居場所がわかるための、アプリや携帯以外のおすすめのグッズなどありましたら教えてください。

松田さん:一般的なスマホを持たせるといった対策も役立ちますが、GPS端末を持たせても良いでしょう。例えば、ALSOKの【まもるっく】は、通話ができるGPS端末で、あらかじめ登録した電話番号にいつでも通話ができ、いざという時は、ストラップを引くだけでALSOKと電話がつながります。また、状況に応じて警察へ通報し、ご依頼に応じてALSOKのガードマンも駆けつけます。

──ほかにもお子さんの身の安全のためにおすすめのグッズがあれば教えてください。

松田さん:いざという時に、恐怖や驚きから大きな声を出して助けを求めることができないことがあります。そのため、引っ張るだけで大きな音が出る【防犯ブザー】はお薦めです。ただ、電池の消耗に気を付けましょう。電池が消耗していると音が変化するので、定期的に動作確認をしてください。

また、小さな力でも周りに知らせる有効な手段として、【警笛】があります。防犯のみならず、災害時にも自分の居場所を周囲に知らせる事ができます。

取材=レタスクラブ編集部MM/文=レタスユキ

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