お気に入りの食器と片付いた食卓。それだけで食事が何倍も楽しいし、美味しくなる!

ダイニングから見たキッチンの様子

リビングに何も置かないための家族ルールは「私物持ち寄り」制度!?
『なんにもない部屋の暮らしかた』5話【全9話】


自分の持ちモノを何度もふるいにかけ、極限までモノを減らした生活を送るゆるりまいさん。何もないガラーンとした空間が大好きなので、引っ越したばかり?と驚かれるほど、リビングやキッチンにはモノがないそう。

掃除も超ラクで愛猫たちにも安全な、ゆるりさんのこだわりが詰まった家ですが、一緒に暮らす家族とはどう折り合いをつけているのでしょうか。

モノが溢れる汚家(おうち)時代の教訓も活かした、ゆるりさん流のなんにもない部屋の作り方をご紹介します。

※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』から一部抜粋・編集しました。


【ダイニングテーブル】家族がお気に入りの物を持つことで、食事も楽しくなりました

「どれくらい乗るのか限界まで挑戦してみました!」。汚家時代のダイニングテーブルを表現するとしたら、こんな文章が合うんじゃないでしょうか。

しょうゆや塩などの調昧料、ハサミやセロハンテープなどの文具、リモコン、読みかけの本、新聞…。「手元にあると便利っちゃー便利よね!」と思う物から始まり、大事な書類から大事じゃない書類まで、果ては賞味期限切れの食べ物や使い終わった乾電池まで満載だった、我が家のテーブル。「手元にありゃいいってもんじゃないよ!」と当時の家族にツッコミたいです。

食事の時になると、テーブルの上にある物を必死に端に寄せて、無理やりスペースを作り食卓へ。そのテーブルで、間に合わせで買った、大して思い入れのない食器でご飯を食べる。

汚家時代のダイニングテーブル


そんな食卓でくつろげるわけがなく、長居は無用!とばかりに早く食べ、自分の部屋に戻る……といった生活でした。

今の家に住み、片付けの権利を得た私が一番先に徹底したのは、「ダイニングテーブルには何も置かない」でした。また食器も、適当に買って適当に使っていた物は全て処分し、私や家族が気に入っていて、使っていてウキウキする物を持つようにしました。

するとそれだけで、驚くほど日々の食卓が楽しくなってきました。何気ない食事もとっても美昧しく感じられるのです。改めて片付けの威力を思い知ったのでした。

ダイニングテーブルには何も置かない

ダイニングから見たキッチンの様子。まるで引っ越し前の家のよう

お気に入りの醤油さし

フォルムがお気に入りの醤油さし

心がほっとする食器

使っていると心がほっとする食器です

器具類が入った収納

器具類が入った収納。この隙間がたまらない

料理しています…

信じてもらえないかもしれませんが、料理しています…

冷蔵庫の扉ポケット

調味料類は、要冷蔵以外の物もすべて冷蔵庫へ

著=ゆるりまい/『なんにもない部屋の暮らしかた』

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