2.同じミスの繰り返し
同じミスの繰り返しも、締切が近く焦っているときにしてしまった失敗です。
何度も同じミスをするとお客さまから「適当にやってるのかな?」と思われ、信頼を損なう可能性もあります。
ミスを繰り返さないためにも、以下のように順序立てて考えるようにしています。
1)ミスの内容をしっかり把握する
2)なぜミスをしたのか分析する
3)具体的な対応策を決めて実行する
たとえば、記事の執筆時に同じ修正指示をいただいたら「以前受けた指示をメモしていなかった」「メモはしているけど、提出前にチェックしていなかった」などの原因が考えられます。
原因がわかったら、次は対策です。「指示を受けたらこのシートに入力する」「提出前にチェックリストを点検する」など、ミスした原因に繋がる具体的な対策を立ててるようにしています。
次は気をつけよう! という感情論ではなく、行動に着目することが重要です。
3.子どもとの時間が取れない
仕事が立て込んでいる時期は、子どもとの時間が取れなくなったこともありました。
産後にお仕事を再開したとき、「子どもとの時間が第一優先!」と心に誓ったはずなのに
・お仕事依頼をいただけて嬉しい
・早くチャットを返したい
・締め切りが近いから早く作業を進めたい
など自分の都合を優先して、子どもにYouTubeを見せながら隣でパソコンに向かっていた時期もありました。でも……これって本末転倒ですよね。
私が仕事に没頭している間にも、子どもはどんどん成長します。見逃した期間は戻ってこない、ということに気づいたときに、「子どもとの時間」を最優先して働くための方法を本気で考えるように。
今は「お迎えから寝るまでは仕事をしない」と自分でルールを決めています。
時には急ぎの対応が必要なこともありますが、「何のために在宅ワークをしているか」を忘れないことで、後悔しない働き方に近づけていますよ。
社会人としての失敗も、親としての失敗もありました。大切なのは「失敗から何を学び、どう今後に活かすか」ということ。まずはえいや! とはじめてみて、少しずつ改善していくのもありですよ。
* * *
おこめさん、貴重なお話をありがとうございました。在宅ワークで順調に実績を重ねている先輩も、さまざまな失敗を乗り越えているのですね。
まずは小さく始めて、失敗するたびに具体的な対策を考える。そうやって一つひとつの経験を、次の行動に活かしてくださいね!
▶プロフィール
おこめ
「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。
文=YY