1.記事執筆のためのリサーチを大切にする
1つめは、記事執筆のためのリサーチを大切にすることです。
"執筆=文章を書くこと”に軸を置いていた私は、リサーチの重要性を改めて実感しました。
セミナーの中で山上編集長は「同じジャンルの記事を読めば、記事に必要な情報だけでなく文章の書き方も学べる」と述べていました。
・他社事例や、同じ媒体の記事を大量に読む
・参考になる言い回しをピックアップする
・上記の2つで得たことを、自分の記事に落とし込む
対談を聞きながら、過去の失敗を思い出しました。
必要な情報をリサーチしたはずなのに、記事を書こうとしても筆が全く進まない、ということがあったのです。
執筆に何時間もかかり「十分調べたのに書けないなら、ライターは向いていないのかな?」と自信も喪失。
今回の対談で、当時の失敗の原因は
・十分リサーチをしたつもりでも、他社事例や同媒体の記事の読み込みが不十分だった
・他の記事から文章の書き方を学ぶ意識がなかった
ことだと気づきました。
読者の興味を引く導入文の書き方や、専門用語を分かりやすく説明する方法、文章を簡潔にまとめる力などが足りなかったのです。
テーマに関する最低限の情報を集めて満足するのではなく、文章の言い回しや表現方法などさまざまな視点からリサーチすればいいのだと発見しました。
2.記事作りのヒントを、暮らしや子育ての中から見つける
2つめは、記事づくりのヒントは、暮らしや子育ての中から見つけられることです。
Webライターとして生き残るためには、専門性が大事、と聞きます。
そのため私は、保健師の資格が活かせそうな、医療・健康ジャンルを中心に選んできました。逆を言えば、特別なスキルがないので保健師時代の仕事を活かして書くしかないと思っていたのです。
でも、山上編集長曰く「実は気づいていないだけで、書けるテーマは身近なところにある」とのこと。
たしかに、趣味や出身地、育児など身近なテーマを扱うメディアは多くあります。
私も子育てが不安なときは、子育ての悩みを解決する記事を読んでいることを思い出しました。
・4歳の息子と2人で旅行をする理由
・おもちゃを手作りする楽しさ
など、日常から得た知識や気づきも役立てられます!
子育て世代の気持ちや悩みに共感し、子育ての喜びや苦労、工夫した点などを実体験として記事にできることこそが、私の強みになるのです。
私が執筆できるジャンルは、子育てを通じて広がっていることに気づきました。
さまざまなメディアを見ながら、自分にできそうなことを探してみます。
3.子育て世代でも、不利にはならない
最後は、子育て世代でも不利にはならない、ということです。
私だけでなく、周りの子育て世代の人が、子どもの体調不良で欠勤のたびに仕事を代わってもらい、肩身の狭い思いをしているのを見てきました。
だからWebライターをはじめた頃は、「子育て中の女性に大きな仕事は任せられない」と不利な扱いをされるのかと不安があったんです。
山上編集長によると「社会人としての振る舞いがしっかりできていれば、子育て世代だから有利、不利というのはない」とのこと。大切なのは、子育て世代かどうか、ではなく、目の前の仕事に真摯に対応してくれるか。これは、とても心強い言葉でした。
子どもの体調不良で仕事ができないことが不安なら、
・納期の2日前には終わるようスケジュールを組む
・できると思うキャパの7割の量を引き受ける
などの対策が立てられます。
勝手に、子育て中だからキャリアを築くのは難しい、と思い込んでいたのかもしれません。
子育て世代でもキャリアアップできるし、努力をしたことは十分に認めてもらえるのだ、と前向きになれました。
限られた時間の中でも真摯にお仕事に向き合い、Webライターとして着実にキャリアを重ねていきたいと思う経験でした。
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