目からうろこなリフレッシュ法
そんな日々も、新生児期が終わる頃には日常に変わり、毎日のルーティンである夜中の授乳を終え、寝かしつけへ。布団に寝かせると背中スイッチを発動させてしまうので、抱っこしたまま、スマートフォンで真夜中にネットサーフィンをすることも日課になりました。
画面を開けば、無意識のうちに「育児 ストレス 解消」と検索することも。慣れない育児もやっと板についてきたと思っていたものの、想像以上に心も体もへとへとな状態だったのだと思います。
「真夜中にできるリフレッシュ法なんてあるかな…」と探していたところ、前はマンガをよく読んでいたことを思い出しました。でもいまはそんな時間はないし、気軽に外出なんてできない。「子育てがひと段落したら、またゆっくりマンガを楽しもう 」とぼんやり考えていました。
そんな時、スマートフォンの画面に「 電子コミック 」の広告が。
真夜中の暗い部屋で、熟睡する我が子を抱えたまま、早速電子コミックを試し読みしてみることに。
「…面白い!!!」
久しぶりに育児以外の世界に足を踏み入れた興奮と、外出しなくてもマンガが読めたという事実に、数カ月ぶりに心が躍る瞬間でした。自分だけの息抜きの時間が持てたことで、心のモヤモヤが一気に晴れたような爽やかな気分になれたのです。
赤ちゃんと過ごす暗い部屋でも読める電子コミックは、当時のわたしにとって革命的なものでした。
それから電子コミックを読むことが日々の楽しみになり、育児のスキマ時間でリフレッシュしながら、いつもご機嫌なママでいられるようになりました。
電子コミックのメリット・デメリット
電子コミックの大きなメリットは、自宅にいながら作品を購入できること、時間や場所を選ばず、スマートフォンなどで手軽に読めることです。また、作品によっては、単行本とは別に、分冊版や単話など、一話単位で購入できるものもあり、短い時間で読みきることもできます。赤ちゃんを連れて外出することが難しいかたや、なかなか自分の時間がとれないかたにとって嬉しいメリットですね。
そして、いまは無料で試し読みできる大人向けの電子コミックがとても多いので、家計の負担を気にせず、気軽にお気に入りの作品を見つけることができます。
電子コミックのデメリットとしては、長時間スマートフォンなどの画面を見続けることで、目が疲れることです。女性は産後のホルモンバランスが乱れやすく疲れやすいため、目を酷使しないように適度な利用を心がけたいですね。
電子コミックを日常に
忙しくて気持ちに余裕がなくなると、つい子どもにイライラしてしまう…ということは、よくありますよね。そんな時には、まずは自分自身を労ることを優先してはいかがでしょうか。日常的にスキマ時間でリフレッシュすることで、気持ちに余裕が生まれ、子どもに対してポジティブな気持ちで接することができます。親がご機嫌でいることは、子どもにとって良い影響を与えることに繋がりますよね。
我が家では、子どもが小学生になり、一緒にマンガを楽しめるようになりました。感想を聞いたり、わからない言葉があれば教えたり、マンガを読む時間が、親子の大切なコミュニケーションの時間になっています。
自分のためのとっておきの時間を満喫して、心も体もすこやかでいるために、電子コミックを読むことを日常のリフレッシュとして気軽に取り入れてみませんか?
たまには息抜きをしつつ、子育ても自分時間も楽しんで、家族みんなでご機嫌な毎日を過ごしていけたら最高ですね。
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真夜中に電子コミックに出合えた時の、いとうさんの気持ちの高まりが伝わってきます!「自分の機嫌を取る方法」をうまく使って、へとへとな日々を少しでもラクに乗り切っていきたいものですね。
※こちらの記事は、レタスクラブWEB主催「Webライター チャレンジコンテスト」の優秀作品に、編集部が加筆・修正したものです。
【プロフィール】
いとう ゆいこ
小学生の娘を育てる地方出身のゆとり世代主婦。金融機関に新卒から約12年勤務するも、配偶者の仕事の都合で家族で移住することを決め、退職し専業主婦に。初めての首都圏の暮らしを楽しんでいます。趣味は映画鑑賞、植物を育てること、小説や漫画を読むこと。