「羨ましい」を「ずるい」と言うのは言葉の乱れ? “子どもの言葉づかい”お悩みツイートが話題 画像(1/2) 世論調査では“テレビ”の影響を懸念する親が続出

「子どもの言葉づかい」は親の大きな悩みの1つ。突然子どもが「ウザイ」「キモイ」など教えた覚えのない乱暴な言葉を発することもあり、親としては気が気でありません。Twitterに投稿された“子どもの言葉づかい”のお悩みツイートをきっかけに、様々な意見が交換されました。

 

とあるTwitterユーザーのお悩みツイートが話題

今年8月にとあるTwitterユーザーが、自分の子どもが「羨ましい」という言葉を「ずるい」と表現してしまう事に危機感を抱いていると打ち明けました。他の人が良い思いをしているのを、自分が損しているわけでもないのに「ずるい」と言うのは間違っているとも主張。このツイートはSNS上でたちまち話題になり、様々な意見が集まりました。

まず多いのは、ツイートに同意する声。「確かに人の幸せを『ズル』って言うのは良くないですね」「無意識のうちに日本の“出る杭は打たれる”文化に染まっている気がする」「子どもに限らず『ずるい』って間違った使われ方してると思う」との声が上がっています。

また同Twitterユーザーは、家族間で「羨ましい」を「ずるい」と言っているわけではないため、テレビや学校の影響かもしれないと推測していました。

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子どもの言葉づかいに関して“テレビ”の影響を懸念する親御さんは少なくありません。2015年に文化庁が行った「国語に関する世論調査」の「子どもの言葉遣いに与える影響が大きい人やもの」というアンケートでも、一番多くの人が“テレビ”と答えています。

しかし一方で「私もよく『ずるい!』っていうけど、妬みや嫉みじゃなくて『いいな~』の誇張表現だと思う。『ヤバイ』みたいな感じで暗に相手を持ち上げてる」との声もあり、「ずるい」はそこまで悪い表現ではないという意見も。「羨ましいorずるい」問題は親が叱ってまで矯正した方が良いのか、様々な意見が交わされていました。

 

「ヤバイ」は乱暴な言葉?

今年1月に放送された「ウワサの保護者会」(NHK)でも、「子どもの言葉づかい」がテーマとして取り上げられています。番組では“バジル家”という一般家庭の日常会話の様子が映されたのですが、そこには「ヤバイ」「キモイ」という言葉を発する小学2年生の女の子の姿が。教えた覚えのない言葉を発する娘に、親も心配を隠し切れないようでした。

しかし「ヤバイ」という言葉には、スタジオで見ていた他の親たちから様々な意見が。「子どもが新しい言葉を覚えてきたら、新しい情報が入ってきた証拠。それをきっかけに親子の会話にしている」という、プラスに受け取る声も上がりました。また「子どもの言葉づかいがよすぎて、からかわれるのではと心配だった」という保護者は、子どもが「ヤバイ」と言った時に「よく言った!」と褒めたそうです。

急に子どもが教えていない言葉づかいをするとギョっとする人も多いですが、“新しい言葉を覚えている”と捉えることもできる模様。教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹も「言葉づかいは、その子の成長を表している場合も。むやみに叱らず、よく聞いてみよう」とのアドバイスを送っていました。


あまりにも汚い言葉は当然正さなくてはいけませんが、頭ごなしに矯正するのではなくじっくりと向き合っていく必要があるようです。