在宅ワーク遍歴<メルカリ>
不用品を高値で売って、経費は削減 お小遣い稼ぎをしながら
ビジネスの基本を身につける!
在宅ワークといってもピンとこない人もいると思うので、これから始める人は「お家でできるお仕事紹介」として活用してみてください。
ビジネス経験がない人は、「これならできそう」という簡単なものから始めてみてもいいかもしれません。
最初に、私が在宅ワークで収入を得たのはフリマアプリのメルカリです。
メルカリが在宅ワーク?と思う人もいるかもしれませんが、自分の裁量でものを売買するビジネスには変わりありません。
それに、メルカリのおかげで「ものを売る」基本も身につきました。
我が家に次男が生まれた頃、「貯蓄ゼロではいよいよまずい」と、家賃を抑えるために郊外への引越しを決行しました。その時、古い家の押し入れの中に親戚からもらった大量の未使用のお下がり服を発見しました。
「これがあったら新しい服を買わずに済んだのに」と思ったところで後の祭り。
おかげでこれを機に整理収納や片付けに目覚め、その延長で始めたのがメルカリで使わなくなったものの売却です。
かなり売れた月でも1万円程度でしたが、捨てるくらいならお金に換えたほうが断然いい。
商品はなるべく高く売り、逆に経費はなるべく抑え、利幅を増やすのがビジネスの基本。メルカリでものを売るのも、まったく同じセオリーです。
メルカリを利用する際は、商品を「どんなふうに載せたら売れやすいか」を研究し、安い梱包材を探し、一番安く送れる方法を調べました。
商品は状態が隅々までわかるように写真を載せて、特に傷やシミ、壊れている箇所などがあれば、必ず写真とコメントで知らせておきます。
商品の欠点を書かずに売ってしまうと、あとから「こんな欠点は聞いていない」と評価を下げられて、次の取引にもつながりません。
「自分が買うならどんな情報が欲しいか」という顧客目線が、掲載すべき情報のベースになりました。
価格は、「自分ならいくらで買うか」と、他の出品者の相場をリサーチして設定。
この時、自分が「1300円くらい」だと思ったら「1500円」で出しておきます。
これは値引き交渉をされた時、ギリギリ1300円までなら余裕を持って値引きできるし、100円値引いても希望価格より高い1400円で売れるからです。
また、値段の駆け引きは、10円、20円と刻んで提示するのが値引きのコツ。
そうやって購入者は数十円でも安くなって、出品者は希望より数十円高くなったら嬉しいですよね。
メルカリでは、想定より高い送料がかかって手残りが数十円だった、という失敗もありましたが、失敗を教訓に原因を分析し、改善すれば、それは自分の経験値。
そうやって培った経験値が、今のビジネスにもつながっています。
【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をSNSで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
※本記事はなごみー著の書籍『ポンコツ4児母ちゃん、在宅で働いたら月収100万円になった!』から一部抜粋・編集しました。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、在宅で働いたら月収100万円になった!』