男性のファッションにかかせないネクタイ。そのルーツは騎兵にあった!/子どもに話したい雑学(40)

「ネクタイ」の起源はどこから?

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『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』40話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


ネクタイは騎兵のスカーフだった!

男性のファッションとしてこれほど普及しているのに、実用性はゼロという不思議な存在が、ネクタイである。

首に布を巻く風習は、古代ローマの兵士が防寒のために羊毛を巻いたなど、古くから世界のあちこちにあるが、純粋なファッションとしてのネクタイの起源は、17世紀のクロアチアの軽騎兵にあるといわれている。

勇猛さで知られたクロアチア軽騎兵は、傭兵としても引っ張りだこだった。フランスのパリにも連隊が置かれ、彼らの首には色鮮やかな布をスカーフのように巻いていた。フランス国王ルイ14 世がそれに目をとめ、「あれは何だ?」と側近に尋ねたところ、側近は勘違いして「クロアチア人です」と答えた。クロアチア人はフランス語でクロアート、それがなまってフランス語でネクタイを表す「クラバット」となった。

こうしてネクタイはまずフランスで流行し、イギリスにも伝わる。出征する兵士を見送る恋人や妻たちは、愛する人の首に布を巻いて、同じ軍服を着た一団の中からでもすぐに見つけ出せるようにして別れを惜しんだという。

イギリスで首を結ぶ紐の意味でネクタイ(Necktie)と呼ばれるようになったのは1830年頃。

19世紀後半にはクラバットの結び目だけを残した蝶ネクタイが作られ、同じ頃に現在のネクタイの主流となるフォア・イン・ハンド・タイが誕生した。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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