冬の定番ウエア「フリース」とはそもそも何?元祖と新フリースの違い/子どもに話したい雑学(41)

「フリース」に、元祖と新フリースがあるって本当?

世界一臭い缶詰は、納豆の約18倍、くさやの6倍以上のにおい!/頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(1)
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』41話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


冬の定番「フリース」とはそもそも何なのか?

軽くて温かいフリース素材の服は、今やすっかり冬の定番になった。フリースは寒いときに着るものだから、「冷凍・凍結」を意味する英語のフリーズ(freeze)と関係がありそうだが、まったく別の言葉である。

テレビなどで、羊の毛の刈り取り作業を見たことはないだろうか。モコモコした羊の毛をバリカンで刈って、途中で切れずにつながったままだと、まるで一枚の毛皮のようになる。この羊の原毛が「フリース(fleece)」で、いわば元祖フリースである。

そして近年になって、その外観を真似た新フリースが誕生した。織物であれ編み地であれ、刈り取った羊毛のように起毛させた生地である。素材は羊毛に限らない。ポリエステル素材のフリースが大ヒットし、一部にはリサイクルしたペットボトルも使われている。

ポリエステル素材のフリースの弱点は、厚く起毛しているため摩擦に弱いこと。洗濯のときに強い水流に当てたり、手でギュウギュウもんだりすると毛並みが型崩れしやすい。

そっと洗うのが、ふんわり感を保つ秘訣だ。

ところで、フリースと間違えそうな繊維に、「フリーズ(frieze)」がある。起毛させた毛羽のある厚手の紡毛織物で、コートなどに使われているが、その名はフリースとは関係ない。フリーズという名称はこの繊維を作っていた北部オランダのフリースラント(Friesland)地方に由来している。フリース同様、冬に用いられるので、なおさら混同しやすい素材である。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細