静電気で感じる電圧は約3000ボルト!?/子どもに話したい雑学(45)

冬に静電気が発生しやすいのはナゼ?

世界一臭い缶詰は、納豆の約18倍、くさやの6倍以上のにおい!/頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(1)
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』45話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


冬の衣類に静電気が発生しやすい理由

セーターを脱ぐとパチパチするし、スカートの裏地もまとわりつく。ドアのノブに触れてもバチッ、車の乗り降りでバチバチッ……。

冬は何かと静電気が気になる季節だ。

地球上のすべての物体は、プラスとマイナスの電気を帯びていて、ふだんはバランスを保っている。しかし、衣服などが接触したり離れたりすると摩擦が起こり、移動しやすいマイナスの電気が動く。残ったほうはプラス、移動した先はマイナスの電気を帯びるため、静電気が発生。この状態で電気を通しやすい金属などに触れると、一気に中和させようと電気が皮膚の一点に集中し、体に電撃が走る。

静電気は冬だけではなく、一年中発生している。冬に多いように感じるのは空気が乾燥しているからで、夏は湿度が高いためあまり感じない。湿度が高ければ、帯電した衣服や人体の表面に空気中の水分がくっつく。水分は通電しやすいので、体から地面へ自然に静電気を逃がしてくれる。また、冬は重ね着をするため衣類がこすれる。ウールの服とポリエステルやアクリルの組み合わせは、静電気が起きやすいパターンである。

たかが静電気とあなどるなかれ。静電気でピリッと感じる時の電圧は約3000ボルト。

つまり家庭用電気の30倍にも達するのだ。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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