仕事をしながら、長期間の遠征ができる
推し活の一つとして、遠征(居住地以外の場所のライブやコンサートに行くこと)する機会が多いという人もいるでしょう。特に地方に住んでいると、何かイベントがある度に連休を申請しなければならず「職場に申し訳ない」と思うこともありますよね。
私も地方住みの会社員だったときは、2連休以上の休みを取るのが難しく泣く泣く遠征を諦めていました。どうしても観劇がしたくて、無理やり日帰りで決行したこともあります。
一方、Webライターになってからは「休みが取れるかどうか」を心配することはなくなりました。Webライターはパソコンとネット環境さえあれば仕事ができるので、新幹線での移動中に執筆をしたり、観劇後にホテルで執筆をしたり…「仕事をしながら遠征」ができるようになったんです。
これは私にとって一番と言ってもいいメリットでした。また、推しの元へ向かう新幹線の中や推しに会ったあとのホテルでの時間は、アドレナリンが出ているのかすごく執筆が捗るんです(笑)。
自分の好きなこと・推しを広められる
Webライターの仕事をしていると、自分の好きなジャンルや推しにまつわる案件に出会えることがあります。私も過去に「おすすめの宝塚歌劇団の舞台〇選」や「注目のタカラジェンヌ」として推しを紹介する記事を担当していました。
仕事をしながら自分の推しを広められるなんて究極の推し活ですよね。たまに読者の方から「私も〇〇さんが好きです!」「この舞台見てみたいです!」とコメントをもらうこともあり、自分の記事によって少しでも推しに貢献できたら…と思うとさらに頑張れます。
仕事仲間兼オタク友だちと知り合える
以前、宝塚の街を紹介した記事をSNSで宣伝したときに「私も宝塚が好きなんです!」とWebライター仲間から声をかけてもらいました。当時Webライターの知り合いが少なかった私はとても嬉しかったのを覚えています。
Webライターは時に孤独な仕事でもありますが、自分が執筆した記事がきっかけで仕事仲間兼オタク友だちに出会える可能性もあります。同じヅカオタとして恥ずかしくない仕事をしよう!と思えますし、お互いの記事に「いいね!」しあえる素敵な関係性を築けました。
仕事がきっかけで新しい推しに出会える
Webライターの仕事には、リサーチ(記事を書くための情報収集)が欠かせません。記事の対象になる人・物は徹底的に調べて執筆に備えます。そしてそのリサーチが、新たな推しとの出会いになることもあります。
私は以前、朝ドラ『ブギウギ』の記事を書くためにドラマのモデルとなったOSK日本歌劇団を調べていました。公式YouTubeの映像や歌劇団の成り立ちをリサーチしているうちに、どんどんOSKのことが気になり始め、いつの間にか沼へ。昨年冬に観劇デビューを果たしました。
もちろん自分の元々好きなジャンルの記事を書けたら嬉しいですが、実際はあまり詳しくないジャンルの記事を担当することもあります。でも、0から調べていくうちにその人・物に心動かされて、新たな推しとの出会いにつながるケースもあるんです。執筆ジャンルを広げつつ、自分の趣味の幅も広げられるなんて最高ですよね。
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音月さんはWebライターとして働くようになったことで推し活の充実度をアップさせ、新たな推しにも出会えたようですね。仕事と趣味がお互いにうまく作用し合って、どちらのモチベーションもアップしていました。
「仕事と趣味を両立させたい」「もっと趣味の時間を充実させたい」と思っている方は、Webライターを目指してみてはいかがでしょうか。
▶プロフィール
音月りお
Z世代のフリーランスWebライター。エンタメコラム、Webニュース、SEO記事など幅広いジャンルを執筆しながら推し活に邁進中。舞台観劇や芸術鑑賞、読書が大好き。
文=YY