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【赤ずきんとねこ】「どうして?」度重なる赤ずきんからの質問に自信満々に答えるねこ/ねこむかしばなし(1)
赤ずきんちゃん、シンデレラ、一休さん、浦島太郎。そんな数々の言わずと知れた有名な物語も、ねこが加わっただけでひと味違った方向に!?
みんなが知ってる古今東西の昔話に、ねこが登場したらどうなるの? 原作では悲劇でも、ねこが登場するだけでゆるくてキュートなお話に変貌してしまいます。登場人物たちがねこに絆される姿には、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!
作品の元となった神話や名作についても改めておさらいしながら、ねこが加わることにより新たな展開を繰り広げる物語をぜひお楽しみください。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
赤ずきんとねこ
元となったむかしばなし
赤ずきん
あるところに赤ずきんという女の子がいました。赤ずきんはお母さんからおばあさんの家へお使いを任されます。お母さんは赤ずきんに「寄り道せず、狼に気をつけなさい」と忠告をしました。
意気揚々と出かけた赤ずきんちゃんでしたが、忠告を無視し、狼の言葉に乗って寄り道をしてしまいます。赤ずきんが寄り道をしている間に狼は先回りしておばあさんを食べてしまいました。
そうとは知らない赤ずきんがおばあさんの家にやってきます。「おばあさんの耳はどうして大きいの?」「それはお前の声をよく聞くためだよ」などのやり取りし、赤ずきんは狼に食べられてしまいました。
その後、猟師におばあさんと赤ずきんは助け出され、お腹に石を詰められた狼はそのまま川へ沈んでしまったのでした。
いじわるな王妃とねこ
元となったむかしばなし
白雪姫
ある国の王妃が「世界で一番美しいのは誰?」と鏡に問いかけたところ、鏡は「白雪姫」と答えました。自分こそが世界一だと思っていた王妃は怒り、白雪姫を殺そうとしました。
なんとか追っ手をかわし森へ逃げ出した白雪姫は、森に住んでいた七人の小人たちと一緒に暮らし始めます。ですがそのことを知った王妃によって毒りんごを食べさせられ、長い眠りについてしまいます。
悲しみにくれる小人たちの元に噂を聞いた王子が現れます。王子にキスをされて目覚めた白雪姫はそのまま結ばれ、幸せに暮らしたのでした。
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