扶養を抜けて実践した時間効率を上げる3つの方法
1日6時間しか働けない私が実践している、時間を最大限活用する3つの方法をご紹介します。
●時間制限を設ける
●頭を使う仕事を朝にこなす
●マルチタスクはしない
制限時間を設ける
パーキンソンの法則をご存知でしょうか。これは「仕事は与えられた時間いっぱいまで広がる」という考え方です。つまり、締め切りまで時間があると、人はその時間をすべて使ってしまう傾向があるのです。裏を返せば、時間制限を設ければ集中力が高まり、効率的に仕事をこなせるようになります。
時間をはかるのにおすすめなのがポモドーロタイマーです。25分作業、5分休憩を繰り返す時間管理法のことで、こまめに休憩をとるので、1日中集中力を保ちながら仕事ができます。YouTubeで「ポモドーロタイマー」と検索すると、いろいろな種類の動画が見つかるので検索してみてください。私のおすすめは、焚火音や雨音などの自然音です。雑音が苦手な人でも集中しやすいと思います。
また、時間制限を設けることで時給アップも目指せます。
たとえば、5,000円の報酬がもらえる案件を5時間で仕上げれば時給1,000円になりますが、4時間で仕上げられれば、時給は1,250円にアップします。時間をはかることで、効率アップの具体的な目標が立てやすくなるのです。
さらに時間をはかると案件調整の目安にもなります。
たとえば5,000文字の記事に約5時間かかるとわかれば、スケジュールに余裕があるかどうか判断しやすいです。無理なく引き受けられる案件数を予測でき、適切な仕事量を維持できるでしょう。
頭を使う仕事を朝にこなす
十分な睡眠をとった朝は、心身ともに最も調子が良く頭も冴えています。また、早朝はメッセージがあまりこない時間帯です。そのため、緊急の仕事がない限り、この時間帯を活用して集中力が必要なライティングに取り組むようにしています。
つい、自分の好きな仕事やすぐに終えられそうな仕事から手をつけたくなりますが、そうすると大変な仕事がいつまでも後回しになりがちです。結果的に作業効率が下がるので、早朝の頭が冴えている時間に一番難易度の高い仕事をするのがおすすめです。私の場合、リサーチに時間がかかる記事の執筆に、この貴重な時間を充てています。
マルチタスクはしない
仕事が増えると「あれもこれもしなきゃ」と焦り、意識が散漫になりがちでした。メールが来たらすぐ返信し、同時に複数の作業に手を出すことも。結果、どの作業も中途半端で、夕方には頭がぼーっとするほど疲れていました。
そこで、Todoリストをつくって優先順位をつけ、一つの作業に集中することにしたのです。ひとつのTodoが終わるまで次の作業はしないようにすると、自然と集中力が高まり、作業効率が上がります。
Todoリストを作成する際は、作業を細分化するのがコツです。たとえば「1記事仕上げる」ではなく「この1時間で記事の構成だけ作る」といった具合です。目標を小さくすれば達成しやすくなるため、やる気が続きます。また、細かいタスクほど「今何をすべきか」が明確になり、迷う時間が減ります。これにより、全体的な生産性が大きく向上しました。
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今回は、フリーランスWebライターのNanaさんから、効率的な仕事術を教えていただきました。生活を上手に回す秘訣は、時間の使い方を意識することにあるようですね。
家事、子育て、仕事に追われて毎日バタバタしている方、生活がうまく回らずに困っている方は、Nanaさんのアイデアを試してみてはいかがでしょうか。ちょっとした工夫で、日々の生活がより充実したものになるかもしれません。
▶プロフィール
Nana
小学生と中学生を育てるママライター。扶養内パートのかたわら副業でWebライターを開始。現在は扶養を抜けて、フリーランスのWebライター・ディレクターとして活動中。
文=YY