「ミカン」は皮をむかなくても房の数がわかるってホント?

ミカンは皮をむかなくとも房の数を確認することができる

地球と太陽、誕生のひみつ。地球はいつ、どうやってできたのか?
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』121話【全149話】


地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね。例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません。

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。


すぐできる!ミカンの皮をむかずに房の数を知る方法


ミカンの果実は皮をむく前は1個、2個と数えるが、皮をむくと出てくる、果肉の詰まった袋を数える場合には1房、2房という数え方に変わる。

一般的に、1個のミカンの果実の中には、10房前後がきれいに並んで球を形成しているが、皮をむかなくとも房の数を確認することができる。

その方法は簡単。果実についている緑色のへたや、果実にできたくぼみを見ればいいのだ。へたの裏側や果実のくぼみには、穴が放射状に並んでいるが、この数を数えれば、ほぼ間違いなく房の数を当てることができる。

穴の数を見ると房の数がわかるのは、この穴が「維管束」の断面だからである。維管束とは、根から吸収した水分やミネラル、葉でできた養分が通る管のこと。この管は、へたの部分を通って伸びることで、ミカンの木から果実へと水分や栄養を運んでいる。そして、通常、へたの部分を通る一つの維管束は、一つの房につながっているため、維管束の穴を数えると房の数がわかるというわけだ。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

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