やっと楽になれる。心待ちにしていた児童養護施設からの迎え/私の人生を食べる母

必ず迎えに来てくれるから

0歳で引き取られ、里親のもとで育ったけれど。自分だけ苗字が違うことに抱く疎外感/私の人生を食べる母(1)
『私の人生を食べる母』 11話【全15話】


本当のお母さんと暮らせば、幸せになれると思ってた。

産まれてすぐ、祖父母ほど年の離れた夫婦に里子として引き取られた少女・サチヨ。夫婦はとても可愛がって育ててくれたけれど、家族のなかで自分ひとりだけ苗字が違うこともあり、彼女はずっと疎外感を抱えていました。

しかしそんなある日、突然実母から「一緒に住まないか」と一本の電話が掛かってきます。サチヨは夢にまで見た「本当のお母さん」との暮らしを手に入れますが、憧れていた生活は想像とは全く違うもので…。

里親に育てられた子どもが成長し、自らの手で人生を切り開いていくまでを描く、実話をもとにしたコミックエッセイをお送りします。

※本記事は米田幸代(原案)、いよかん(漫画)著の書籍『私の人生を食べる母』から一部抜粋・編集しました。


虐待とも言える母の横暴に耐えきれなくなり、サチヨはとうとう心を許していた教頭先生に助けを求めます。
教頭先生は限界だったサチヨを優しく受け止め、話を聞いてくれたのでした。

どこかに電話をかけてた

いつかとは言えないの

やっと楽になれるかもしれない

今は出来ない

私に口答えする気!?

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