【大阪・関西万博】親子で行ったら絶対楽しい!ゲーム感覚で未来のエネルギーを体感するパビリオン『電力館 可能性のタマゴたち』

未来のエネルギーの可能性を体感!

2025年4月13日に開幕が迫る2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。会場(大阪・夢洲)には、木製の大きな「大屋根リング」をはじめ、さまざまな外観のパビリオンがお目見えしています…! パビリオンの関係者や作業員の方も多く、開幕に向けて準備が着々と進められているようです。会場を見渡すと、何やらシルバーに光り輝くタマゴのようなパビリオンが!?

【画像21枚】圧巻の美しさ!ドキドキ・ワクワクの体験づくし『電力館 可能性のタマゴたち』
電気事業連合会のパビリオン『電力館 可能性のタマゴたち』

その正体は…電気事業連合会のパビリオン『電力館 可能性のタマゴたち』! ここでは、「エネルギーの可能性で未来を切りひらく」をテーマに、電力業界ならではの視点で描く未来社会を体験できるそう。親子連れにも楽しい体験がたくさんあるらしい…と聞いて、レタスクラブ編集部が3月6日に開催された現地内覧会に参加。開幕を間近に控えた注目パビリオンの詳しい情報をレポートしていきます!


天候や時間によって見え方が変わる不思議な外観!?

『電力館 可能性のタマゴたち』は会場の東側に位置し、今年の1月に開業したOsaka Metro夢洲駅からもすぐ。東ゲートをくぐって少し歩くと、会場のシンボル「大屋根リング」を背にしたタマゴ型のパビリオンが見えてきます。

電力館にはさまざまな平面を組み合わせた「ボロノイ構造」が採用されています。いろんな角度から光を取り込むので、天候や時間帯によって見え方が変化するそう。晴れていると青っぽく、夕暮れ時にはオレンジっぽく見えるのだとか。この日はあいにくの曇り空でしたが、シルバーの色味が輝く姿もまた格好良かったです。それでは、タマゴの割れ目のようなエントランスからいざ入館!

さまざまな平面を組み合わせた「ボロノイ構造」を採用

2階建て、延床面積2854.4平方メートルの大空間は、パビリオンの世界観を感じられる「プレショー」、未来を切りひらく可能性を持った約30のエネルギーを展示する「可能性エリア」と、無数のLEDによる光や音とタマゴ型デバイスが連動するイマーシブショー(没入型展示)である「輝きエリア」から成る「メインショー」、図鑑をコンセプトにした空間でエネルギーに関する知識を学べる「ポストショー」の三部で構成されています。

「プレショー」、「メインショー」、「ポストショー」の三部で構成

それにしても、パビリオンのテーマにもなっている「エネルギーの可能性」ってどんなものなのでしょう…。これからどんな体験が待っているのか楽しみです!

入館すると近未来的な空間が…!


光って震える「タマゴ型デバイス」が体験をお手伝い

まずは一人ひとつ好きな「タマゴ型デバイス」を選びます。この「タマゴ型デバイス」は来館者の体験に連動し、色が変化したり、振動したりして、未来のエネルギーの可能性を探すお手伝いをしてくれるそう。デバイスによって光り方などが少しずつ違うとのこと。どのタマゴがいいかな? なんてちょっと迷ってしまいます。

さまざまな色に光る「タマゴ型デバイス」が壁一面にずらり

一人ひとつ「タマゴ型デバイス」をセレクト

ちなみに「タマゴ型デバイス」は直径約10cm、高さ約13cm、重さ310g(ストラップを含む)と、子どもでも扱いやすいサイズ感。卵の殻とホタテの貝殻を使ったオリジナルの素材が使われていて、使用するプラスチックを削減しているそうですよ。

「タマゴ型デバイス」の光り方や震え方はさまざま。ふるまいのパターンは約50も!

「タマゴ型デバイス」を選んだら、まずは「プレショー」へ。私たちを取り巻くエネルギーの現状について説明する映像に連動して、さっそくタマゴが点灯。暗闇の中でほわっと一斉に光る「タマゴ型デバイス」を見ていると、近未来感あふれるパビリオンの世界に引き込まれます。ワクワク感が高まってきたところで、次のエリアがある2階へ移動します。

遊びながら未来のエネルギーの可能性に触れられる!

「メインショー」には「可能性エリア」と「輝きエリア」という2つのエリアがあります。まず「可能性エリア」へ足を踏み入れると、電子音が鳴り響くゲームセンターのような空間が! ここには、エネルギーに関する約30の体験展示が集結しています。

「可能性エリア」には未来を切りひらくエネルギーに興味を持てる楽しい約30もの展示が!

まずは「核融合」のコーナーを体験してみることに。「核融合」という言葉は初めて聞いたのですが、2種類の原子核を融合させてエネルギーを生み出し、電気を作り出すことができる大注目の技術なんですって…。

核融合反応によって大きなエネルギーが生み出される!

10人が座れる巨大なテーブルをのぞき込むと、重水素と三重水素をイメージした2種類の球体が投影され、くるくると動き回っています。自在に動く2色の球体を、卓上に置いた「タマゴ型デバイス」に両手で抱え込むように近付けて核融合反応を起こすとポイントをゲット!

本気でゲームにチャレンジした結果は!?

楽勝と思っていたら、意外と難しい! 隣の席の人が高得点をたたき出していて、ちょっと悔しさが残りました…。でもみんなで力をあわせて、核融合をすることに大成功! これは大人も子どもも本気で楽しめちゃいますね。

続いて最大15人が一度に参加できる「振動力発電」のコーナーでは、暴走するタマゴが消してしまった街の灯りを、みんなで力を合わせて再び点灯させます。タマゴが後ろを向いたらその場で小刻みに足踏み、正面を向いたらストップ。反射神経が試される楽しいゲームで、振動をエネルギーに変えられる未来の可能性を体感! 思ったよりも運動量が多く、終わった時にはすっかりへとへとでした(笑)。

人の動きによって発生する振動も電気に!?

次は電気を生み出す「シビレエイ」を発見。電気が発生してピカーンと光ってる…! 「タマゴ型デバイス」もエネルギーの可能性に赤く反応しています。

発電するシビレエイの原寸大レプリカ

続いて「可能性のエレベーター」に乗車すると、マグマが出現!? なんと、この超高温のマグマの熱からも発電できるんだそうです。

「可能性のエレベーター」に乗車すると、高温のマグマが出現!?

最後は「うどん」というナゾの展示コーナーへ。食べ物もエネルギーに変わるの!?…とビックリ。エネルギーを生み出す方法っていっぱいあるんですね! これはワクワクが止まらない!

うどんがエネルギーになるの…?

ゲームを通して未来のエネルギーに触れる展示は想像以上の面白さ。ただし「タマゴ型デバイス」が反応する時間は限られているため、一度にすべてのコーナーを体験するのは難しいようです。「あれ楽しそう」と思ったら、悩まずどんどんチャレンジするのが良いかも!

「エネルギーの可能性」を感じる体験がいっぱい

小さな子は発電の仕組みまで理解するのは難しいかもしれませんが、小学生以上の子どもであれば、理科の授業で学ぶ内容に関わる展示もあります。大人でも初めて知ることがたくさんあって、良い勉強になりました。学びがありつつ、ゲームとしてもめちゃくちゃ面白い! エネルギーの可能性を感じるって、こういうことか…なんて思いながら、次のエリアへGO♪

無数のLEDバーとオリジナルサウンドで輝く未来を演出

「メインショー」の2つめのエリアが「輝きエリア」です。ドキドキしながら真っ暗な部屋へと案内され、合図に合わせて「タマゴ型デバイス」を上下に優しく振ると…ゆっくりと前方の扉がオープン。そこには、無数のLEDバーが光を放つ幻想的な空間が出現!!

「輝きエリア」は圧巻の美しさ!

来館者の全身を包み込むように優しく、徐々にダイナミックに変化するオリジナルサウンドに合わせてきらめくLEDの輝きは、まさに圧巻! 大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。ここでは「タマゴ型デバイス」で集めてきたエネルギーの可能性で未来を切りひらく“命の輝き”を演出しているんだそうです。美しく神秘的な世界に引き込まれる、『電力館 可能性のタマゴたち』の荘厳なクライマックスは本当に必見です!

無数のLEDバーとオリジナルサウンドで未来を切りひらく命の輝きを表現


締めくくりはエネルギーの図鑑の世界!

最後の「ポストショー」では、体験したエネルギーの可能性に関する情報がパネルでわかりやすく解説されていました。「核融合」や「振動力発電」など、ゲームで体験した内容を文字で振り返ると理解が深まり、未来のエネルギーについてより楽しく学べます。

楽しく学んできたエネルギーの詳細がわかる「ポストショー」

『電力館 可能性のタマゴたち』の岡田康伸館長は、「エネルギーは少し難しいイメージがあるかもしれませんが、まずは来館する方々に興味を持ってもらえるよう、エンターテイメント性あふれる展示を用意しています。一人でも多くの方に来場していただき、ドキドキ・ワクワクする体験を通して、未来のエネルギーの可能性を身近に感じてもらいたいです」と話してくれました。

「未来のエネルギーの可能性を身近に感じてもらいたい」と話す岡田館長

パビリオンの出口近くには、『電力館 可能性のタマゴたち』オリジナルグッズが当たる巨大なガチャガチャも! ハズレなし、何が当たるかは来館してからのお楽しみだそうです。

オリジナルグッズが当たる巨大なガチャガチャも! レタスクラブWEBの山上編集長も気になっていた様子!

遊びながらエネルギーの可能性について学べる『電力館 可能性のタマゴたち』。パビリオンは完全予約制ですが、空きがあれば当日予約できるチャンスも。ぜひ、可能性のタマゴを探しに会場へ足を運んでみては?

文=兄弟エレキ

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