【読書感想文の書き方】要点だけをわかりやすく解説!

子ども達を悩ませる夏休みの宿題。なかでも読書感想文が苦手で、子どもに毎年泣きつかれるという方もいるのではないでしょうか。
大量の原稿用紙を前にゼロから書き始めようとすると難しいのですが、手順に沿って進めていくと案外すらすらと書けるかもしれませんよ。
日本語にくわしい地球外生命体ののびーる君から、読書感想文の書き方を学んでいる小学生たち。彼らのやり取りを通して、読書感想文を上手に書くコツをご紹介します!
※本記事は監修:青木 伸生、マオ・シーアン(カバー・表紙)著の書籍『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』から一部抜粋・編集しました。
【要点チェック】読書感想文の書き方
準備編
□自分に合った本を選ぶ
本選びのコツは、自分の好きなもの、興味があるものが出てくる本を選ぶこと。読み切れるレベルを見極めるのも大切だ。
本のジャンルの例
●小説・物語
昔から伝わる話や作者の想像で書いた作品。民話、推理小説、SF(サイエンス・フィクションの略。科学に基づき、空想の世界をえがいた物語)、ファンタジーなどがある。
●ノンフィクション
事実や作者の実際の体験に基づいた作品。
●自伝・伝記
実在の人の一生について年代順に書いたもの。
●エッセイ
作者が見たり、聞いたりしたことや感じたことを自由に書いた文章。
□読みながらふせんをはる
本を読みながら、次のようなポイントに注目してふせんをはろう。そうすると、本を読み終わった後で振り返って考えを深められる。
ふせんをはるポイントの例
・おもしろい、悲しい、腹が立った、感動したなど、心が動いたところ
・初めて知ったこと、学んだこと
・自分とちがっているところ
・心に残ったせりふや場面

□読書感想文の材料を書き出す
読書感想文は次の四つの材料を集めておくとスムーズに書くことができる。(材料1)~(材料4)をメモに書き出そう。
(材料1) その本を読んだきっかけ
例:
・友達に勧められた
・表紙の絵が素敵だった
(材料2) 本の内容を短くまとめたあらすじ
あらすじには誰が何をしたのかを短くわかりやすくまとめる。
例:
『星の王子さま』は、サハラ砂漠に不時着した飛行士が、遠い星から来た小さな王子さまと出会い、そして別れるお話です。
(材料3) ふせんをはった理由
読みながらはったふせんを見返して、「なぜそう感じたんだろう」という「なぜ?」をじっくり考えよう。これが君の感想になる。
例:
「かんじんなことは、目に見えない」
↓なぜ?
なんとなく見ているだけでは、見えないものがある。大事なのは、外見や言葉ではなくその中身で、それは心の目でしか見ることができないんだと気づいた。
(材料4) 本を読む前と読んだ後の変化
本を読んで自分の考えが変わったことや学んだことなどを書き出そう。

読書感想文の書き方編
□構成を考える
材料がそろったら、「はじめ・中・終わり」で構成を考えて、文章を組み立てていこう。


□タイトルを工夫する
タイトルは書き終わった分を読んで内容に合わせて決めるのがおすすめ。「中身を読んでみたい」と思わせるようなタイトルを考えよう。
例:
目には見えない大切なこと

□引用は正確に
本の中の文章を抜き出して自分の文章の中に入れることを「引用」という。引用するときは、文章を勝手に変えたりせず、「 」の中に入れて書く。
著=マオ・シーアン(カバー・表紙)、監修=青木 伸生/『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』
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