「バター」と「マーガリン」は似ているようでまったく違う?

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
マーガリンはバターの代用品だった
バターとマーガリンはよく似ている。形状もそっくりだし、トーストに塗ることが多いのも共通。しかし、その原料はまったく違う。
バターが牛乳を原料にしているのに対して、マーガリンは植物油などから作られている。
バターは2000年以上の歴史を持つ食品である。これに対して、マーガリンは1869年にフランスで開発された。当時フランスはプロイセンと緊張状態にあり、バター不足に陥っていた。フランス料理ではバターをたくさん使うだけに、深刻な問題である。
そこでナポレオン3世は、軍の携行用のバターの代用品を懸賞募集した。これに応じて、メージュ・ムーリエという科学者が牛脂と牛乳を原材料とした乳化食品を開発し、1872年から販売を開始した。これがマーガリンである。「マーガリン」という名称は、「真珠」という意味のギリシャ語「マーガライト」に由来している。
マーガリンが日本に入ってきたのは明治中期。はじめは「代用バター」「人造バター」などと呼ばれたが、昭和27年(1952)にマーガリンという名称に統一された。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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