ハンカチが正方形になったのは、マリー・アントワネットの気まぐれ?

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
ハンカチの形を決めたのはマリー・アントワネット!?
かつてヨーロッパでは、ハンカチといえば贅沢品の代名詞だった。軽くて柔らかな絹に、レースや宝石を縫いつけたり金糸の刺繍をほどこしたりで、手や汗をふく実用品というよりは、むしろアクセサリーだったのだ。
フランスではルイ16世の時代になると、長方形や三角形、丸形など、さまざまな形のハンカチが流行した。装飾的なロココ趣味の全盛期であり、貴婦人たちは競って華やかなハンカチを手にしていた。
ところが1785年、王妃マリー・アントワネットが、気まぐれに「ハンカチは正方形がいい」と夫に進言したことから、ルイ16世は「朕の王国のハンカチは、すべて正方形とすべし」という勅令を出したのだ。
なぜ、アントワネットが正方形にこだわったのかは、はっきりしていない。当時はハンカチを落として男性の気を引くという習慣があり、無視された場合に誰のハンカチか露骨にわかると恥をかいてしまうため、みな同じような形にさせたなどとも伝えられているが、真偽のほどは定かではない。
ご存じのとおり、現在のハンカチもほとんどすべてが正方形。特に取り決めがあるわけでもないのだが、アントワネットの時代に定められた正方形が、もっとも使いやすい形として定着しているのである。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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