セーラー服の大きな襟は何のため?水兵の服にもついている大きな角襟の役目

セーラー服の大きな襟は何のため?

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『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 33話【全55話】


子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


セーラー服の大きな襟は何のためにある?

女子中・高校生の代名詞となっているセーラー服のルーツが、今から150年ほど前に制定されたイギリスの水兵服であることはよく知られている。では、セーラー服にも水兵の服にもついている大きな角襟は何のためにあるか、ご存じだろうか。

その昔、水兵は髪を伸ばしっぱなしにしてうしろで結んでいた。当時はめったにシャワーなど浴びられないし、船の上ともなれば水は貴重品。髪も体も汚れ放題だった。汚れた長髪で服の背が傷むのを避けるためスカーフを当てていたが、それがやがて大きな角襟になった。シャンプーに余念のない現代の女子高校生が聞いたら、悲鳴を上げそうな話である。

しかし、大きな角襟は便利で、両手で襟をつまんで頭のうしろに立てると、強風の中でも号令がよく聞き取れた。また、海に落ちた水兵がいると襟をつかんでボートに引っ張り上げたという。

セーラー服が一般にも着られるようになったのは、19世紀のこと。イギリス王室のエドワード王子が、海軍からもらったセーラー服をお気に入りだったことから、最初は男の子の服として広まった。


監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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