【読書感想文の書き方のコツ】夏休みの宿題、親子で一緒に取り組んでみませんか?

子どもの夏休みの宿題のなかでも、親の参加度が高い「読書感想文」

夏休みの宿題の定番といえば、読書感想文。でも、「何を書けばいいか分からない」「本を読むのは好きだけど、感想文は苦手…」というお子さんも多いのではないでしょうか? そんな時、親である私たちも「どう手伝えばいいの?」と頭を悩ませてしまいますよね。

そこで今回は読書感想文のコツを分かりやすくご紹介します。手順に沿って進めていくと意外にすらすらと書けるかもしれませんよ。親子で一緒に読みながら、楽しく読書感想文にチャレンジしてみましょう!

【画像】さらに詳しく!マンガでわかる読書感想文の書き方

1.子どもに合った本を選びましょう


本選びのコツは、子どもにとって「自分の好きなもの」「興味があるものが出てくる本」を選ぶこと。読み切れるレベルを見極めるのも大切です。

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より


【本のジャンルの例】
・小説・物語 ……昔から伝わる話や作者の想像で書いた作品。民話、推理小説、SF(サイエンス・フィクションの略。科学に基づき、空想の世界をえがいた物語)、ファンタジーなどがある。
・ノンフィクション ……事実や作者の実際の体験に基づいた作品。
・自伝・伝記 ……実在の人の一生について年代順に書いたもの。
・エッセイ ……作者が見たり聞いたりしたこと、感じたことを自由に書いた文章。

2.本を読みながらふせんを貼りましょう


『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

本を読みながら、次のようなポイントに注目してふせんを貼っていきましょう。そうすると、本を読み終わった後で振り返って考えを深められます。メモに残しておくのもおすすめです。

【ポイントの例】
・おもしろい、悲しい、腹が立った、感動したなど、心が動いたところ
・初めて知ったこと、学んだこと
・自分と違っているところ
・心に残ったせりふや場面

3.読書感想文の材料を書き出しましょう


『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

読書感想文は次の4つの材料を集めておくとスムーズに書くことができます。(材料1)(材料4)をメモに書き出していきましょう。

(材料1) その本を読んだきっかけ
(材料2) 本の内容を短くまとめたあらすじ
(材料3) ふせんをはった理由
(材料4) 本を読む前と読んだ後の変化

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より


4.構成を考えてみましょう


材料がそろったら、「はじめ・中・終わり」で構成を考えて、文章を組み立てていきましょう。

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

【はじめ】本を選んだ理由、本の内容の紹介 など
【中】どうして感動したのか、何を考えたのか など
【終わり】自分がどう変わったか、何を学んだか など

型を自由に変えて、自分らしい読書感想文にするのも、もちろんOK!
構成を決めたら、その流れに沿って書き進めていきましょう。

5.書き出しを工夫するとさらにワンランクアップ!


『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

読書感想文をワンランクアップする極意は、書き出しの工夫。次のような形でアレンジしていくと、読む人を引き付ける文章になりますよ。

・「 」を使って印象に残ったせりふや会話文から始める。
・自分の体験から始める。
・「なぜ◯◯だったのでしょうか」から始める。
・主人公への手紙形式で書く。

6.文章を引用するときは正確に


本の中の文章を抜き出して自分の文章の中に入れることを「引用」といいます。引用するときは、文章を勝手に変えたりせず、「 」の中に入れて書くのがポイントです。

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より


7.タイトルを工夫してみましょう


感想文を書き上げたら、タイトルは書き上げた文章の内容に合わせて決めるのがおすすめ。「中身を読んでみたい」と思わせるようなタイトルを考えてみましょう。本に出てくる言葉もタイトルのヒントになりますね。

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より

『のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』より


   *   *   *

読書感想文は、子どもたちにとって、本と深く向き合い、自分の考えを言葉にする大切な機会です。そして、親にとってもお子さんの成長を間近で見守り、共に学び考える貴重な時間と言えるでしょう。夏休みの読書感想文を通じて、ぜひお子さんと一緒に新たな発見を楽しみ、かけがえのない親子の思い出を作ってください。

(C) KGS
文=山上由利子

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