災害時の避難生活を知恵と工夫で乗り切る! 自宅避難に必要なアイテム【防災事典】

ライフラインがストップしても大丈夫な備えをしよう

【NG行動がわかる防災事典】家の中で一番危険なのはキッチン? 地震があったらすぐに逃げよう/大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典(1)
『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』 10回【全10回】


今、日本では自然災害リスクが日に日に増大しているとされており、「備えている人」と「備えていない人」の差も生まれ始めているそうです。

地震・津波、台風・集中豪雨といった自然災害が起こったときのために、知識を身につけておくだけで大切な人の命を守ることができるかもしれません。

「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないために、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんが、災害が起こったときの判断などを教えてくれます。

突然の災害時にやりがちな「NG行動」と、その代わりに取るべき「正しい行動」を、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事はタイチョー著、みぞぐちともやイラストの書籍『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』から一部抜粋・編集しました。


避難生活▶︎自宅避難に必要なアイテム
ライフラインがストップしても大丈夫な備えをしよう

知恵と工夫で避難生活を乗り切る

大規模災害時は、ライフライン(電気・ガス・水道)や生活物資の供給がストップする事態が想定されます。次のような備えが必要です。

● 飲料水・食品
食べ慣れている食品のローリングストックがおすすめです。

食べ慣れている食品のローリングストックがおすすめ


● 非常用トイレ
下水道管が破損している恐れがあるため、トイレの水を流してはいけません

● ポータブル電源
スマホやさまざまな家電を接続できます。

自宅避難の必須アイテム

備蓄の目安:最低3日間×家族の人数分。できれば1週間分

●飲料水
1人1日3L×人数分

飲料水:1人1日3L×人数分


●食品
主食系のほかに、サバ缶やツナ缶、フルーツ缶などの缶詰、離乳食
→ カップラーメンなど炭水化物にかたよらないようにする

食品:主食系のほかに、サバ缶やツナ缶、フルーツ缶などの缶詰、離乳食など


ローリングストック
普段食べている食品を多めに買い置きし、消費した分を買い足して常に一定量を保つ方法がおすすめ

● 生活用水 
1人1日10〜 20L×人数分
お風呂に水をいつも張っておく、水道水を入れたポリタンクを用意する

生活用水:1人1日10〜20L×人数分


●ポータブル電源
スマホ、照明器具、そのほかさまざまな家電を利用できる。暑さ・寒さ対策も可能

●カセットコンロ・ガスボンベ
ボンベは1人1週間で6本が目安

こんな使い方もある!目からウロコのお役立ちアイテム

●食品用ラップ
皿に敷いて使えば洗わずに済む/ケガの応急処置で巻いて使う

食品用ラップ:皿に敷いて/ケガの応急処置に


●アルミホイル
鍋に敷いて焦げの防止/丸めてタワシ代わりにする

アルミホイル:鍋に敷いて焦げの防止/丸めてタワシ代わりに


● トイレットペーパー
靴の中に詰めて保温・乾燥に使う

トイレットペーパー:靴の中に詰めて保温・乾燥に


● マチ付き万能ポリ袋
食材を入れて湯せん調理に使う/洗濯物を入れて踏み洗いできる

マチ付き万能ポリ袋:湯せん調理に/洗濯物の踏み洗いに


● ファスナー付きプラスチックバッグ
お湯を入れて湯たんぽ代わりにする/スマートフォンを入れて簡易防水ケースにする

ファスナー付きプラスチックバッグ:湯たんぽ代わりに/スマートフォンの簡易防水ケースに


助かる命を助けるために

電気・ガス・水道の停止や生活物資を購入できない状況を想像し、必要なものを家族の人数分備えておく

著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』

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