【すごすぎる音楽の図鑑】「絶対音感」って何? 音楽家でも必ず持っているわけじゃない能力

音楽の世界ってこんなに豊かで奥深い!
音楽の起源や楽譜の読み方など、意外と知っているようで知らないことって多いですよね。
そんな楽器を習っていない子どもや大人でも楽しめるような知識を、日本でいま注目されているピアニスト・指揮者の反田恭平さんと、奈良を中心に活動する楽団「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」が教えてくれます。
単なる楽器や作曲家の紹介にとどまらない、現役の演奏家ならではの感性を取り入れたトリビアをぜひお楽しみください!
※本記事は反田恭平(監修)、ジャパン・ナショナル・オーケストラ(著)の書籍『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』から一部抜粋・編集しました。
音楽家が全員「絶対音感」を持っているわけじゃない
「絶対音感」とは、ある音を聞いた時に、その音が「ド」なのか「ミ」なのか、音名を判断できる能力です。他の音と比較することなく、ひとつの音を聞いただけで何の音かがわかります。
絶対音感の鋭い人は、救急車のサイレンやドアのノックまで音名を当ててしまうのです。この能力は幼少期からトレーニングしないと身に付かないともいわれています。これに対して「相対音感」とは、基準となる音に対して他の音がどのくらい離れているかを判断する能力。例えば「ド」の音を聞いてから他の音が鳴ると、その音が何の音か判断できるということです。
これは大人になってからでも身に付けることのできる能力です。演奏家には絶対音感が必要と思われがちですが、実際に楽器を演奏したり歌を歌ったりするのに重要なのは、相対音感です。ある音からどれくらい高いか低いかを感じ取る能力がよい音程を生み出し、メロディやハーモニーを美しく響かせるからです。
絶対音感がある人と相対音感がある人が音を聞いた時

豆知識
管楽器の中には、ドの音を吹くとファやシbの音が鳴る楽器(移調楽器/クラリネットなど)があります。楽譜の音符と鳴る音がずれるので、絶対音感の鋭い人は最初戸惑うことが多いようです。
監修=反田恭平、著=ジャパン・ナショナル・オーケストラ/『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』
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