【すごすぎる音楽の図鑑】小さい頃から始めないとダメ? プロの演奏家になるには(8)

プロの演奏家になるには楽器を小さい頃から始めるべき?

【すごすぎる音楽の図鑑】口伝でしか継承できなかった音楽。世界最古の楽譜はどこに記された?/すごすぎる音楽の図鑑(1)
『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』 8回【全10回】


音楽の世界ってこんなに豊かで奥深い!

音楽の起源や楽譜の読み方など、意外と知っているようで知らないことって多いですよね。
そんな楽器を習っていない子どもや大人でも楽しめるような知識を、日本でいま注目されているピアニスト・指揮者の反田恭平さんと、奈良を中心に活動する楽団「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」が教えてくれます。

単なる楽器や作曲家の紹介にとどまらない、現役の演奏家ならではの感性を取り入れたトリビアをぜひお楽しみください!

※本記事は反田恭平(監修)、ジャパン・ナショナル・オーケストラ(著)の書籍『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』から一部抜粋・編集しました。


プロの演奏家になるには楽器を小さい頃から始めるべき?

いつから楽器を始めたらプロの演奏家になれるのでしょうか。その年齢に決まりはありませんが、2~3歳から始めることが多いのはヴァイオリンやピアノ。これに対して、管楽器は中学校の吹奏楽部で始めたというケースも多く見られます。

ある程度体が大きくなってからの方が習得しやすい楽器もあるので、高校や大学で始めて、プロのオーケストラに入ったという人もいます。始める時期よりも、その後どんな練習をし、学んだかが重要なのです。演奏家を目指す場合、音楽系の高校や大学に進むことが多いです。卒業後、オーケストラに入るにはオーディションに受からなければなりません。

しかし、わずかな募集人数の狭き門。合格するには高い演奏能力はもちろん、オーケストラとの相性なども審査の基準になります。プロの演奏家になるには、まずは生の楽器の響きを知っていることが大切。いろいろな音楽の演奏をたくさん聴いて、よい音に親しんでおくといいでしょう。

プロの演奏家になるまでのプロセス(一例)

プロの演奏家になるまでのプロセス(一例)


豆知識

幅広く活動していくにはアピール力も必要です。自分のレパートリーや実績などを売り込む強引さが、その後の活躍の場を呼び寄せることも。プロの演奏家にはコミュニケーション能力も求められるのです。

監修=反田恭平、著=ジャパン・ナショナル・オーケストラ/『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』

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