過去の執着をほどき、未来に余白を与える。Vlogger・深尾双葉さんが物を残す時の判断基準とは

人の心は必ず変化する。今の感情を大事に

 良くも悪くも、人の心は変化します。なので、大きな目標を掲げたり、TODOリストを書いてタスク化したりするのではなく、「やってみよう」と思った時に細かいことは考えずに始めてしまうと良いと思います。自分に何かを課すと、「やらなければいけない」と負担に感じてしまいます。

また、手放すか残すかを決める際も、理論というよりも、その時の感情を大事にして、心地よさを頼りに選ぶと良いと思います。

厳選したアクセサリー

 物を手放すことで、すぐに劇的な変化や素晴らしい出来事が起こるわけではありません。ただ、日々の積み重ねの中で、目の前の物やことに対する感覚が研ぎ澄まされていく実感があり、内面でじわじわと変化するものがあると思います。この小さな変化の積み重ねを味わうことが、その後の継続にも繋がっていきます。

 物がたくさんあるということは、それだけさまざまな分野に興味を持っていたということ。物を見れば、一番関心のあることや、今自分が必要としていることもわかってくるので、その後の行動の優先順位が明確になると思います。さらに、これまで気がつかなかった新たな価値観も生まれてくるかもしれません。

 また、一気に物を捨てたり、所有する数を決めたり、少なければ良いという考えでもありません。大切なことは、一朝一夕で手に入る結果ではなく、「手放し」をしていくプロセスの中で得られる価値観や自分自身の変化だと思っています。

 手放していく中で思考を巡らせ、感覚を研ぎ澄まし、変化の過程を身をもって経験するということ。
 その日々の変化を体験することが、結果として手に入れた暮らしを継続させていくための、ぶれることのない太い根っことなるように感じています。

「今の自分の感覚に重きを置く」と決める

著=深尾 双葉/『ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う“一生もの”の暮らし』

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

コミックエッセイランキング

コミックエッセイをもっと見る

作品を検索する

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細