パウンド型で! 米粉で作る「食パン」は食べ応え抜群

米粉料理家であり、管理栄養士、アレルギー分野管理栄養士などの資格を持つ中村りえさん。家族の小麦アレルギーがきっかけで知った米粉のおいしさを多くの方に発信しており、米粉レシピのInstagramアカウントはフォロワー13万人以上(2025年11月現在)。
米粉は米を加工して粉末状にしたもののこと。アレルギー対応やグルテンフリーなどのよいとことろがあります。パン作りでは発酵の回数や時間を減らすことができ、ダマになりくいためお菓子作りで粉をふるわなくてもよいというメリットも!
米粉を使った、パン、お菓子、おかずのお手軽にできるレシピをご紹介します。
※本記事は中村りえ著の書籍『米粉365 パンもお菓子もおかずも。』から一部抜粋・編集しました。
食パン 難易度★ ☆ ☆
サイリウムを入れずに作れる食パンです。パウンド型でミニサイズに仕上がりますが、一般的なサイズの食パンに負けないくらい食べ応えがあります。
材料(18cmパウンド型)
A 米粉(パン用ミズホチカラ)… 150g
きび砂糖… 10g
ドライイースト… 3g
塩… 1.5g(小さじ1/4)
ぬるま湯… 140ml
米油… 6g(大さじ1/2)
準備
型にオーブンシートを敷く。
作り方
【生地作り】
(1)ボウルにAを入れ、泡立て器で混ぜる。

(2)粉っぽさがなくなったら、米油を加えて混ぜる。

(3)ハンドミキサーで2分混ぜる(ハンドミキサーがない場合はゴムベラで2分混ぜる)。

【発酵】
(4)(3)をオーブンシートを敷いた型に流し入れる。ラップをして輪ゴムで留め、オーブンの発酵機能35℃で25分発酵する(夏場は20分)。

【焼く】
(5)生地が1.3倍ほどになったら発酵完了。オーブンを200℃に予熱する。型にオーブンシートをかぶせ、さらにその上からアルミホイルで覆って、200℃で25分焼く。


(6)アルミホイルのみ外し、さらに200℃のオーブンで5分ほど焼く。焼き色がついたら、型から外し、オーブンシートをはがして粗熱をとる。

<注意点>
・大さじ1は15ml、小さじ1は5mlです。mlは容量で、重さ(g)ではありません。重さは材料ごとに異なるため、よくレシピを見て作りましょう。
・米粉は種類によって、性質や調理に必要な水分量が変わります。使用している米粉と同じものを使うと失敗しにくいです。このレシピは『パン用米粉ミズホチカラ』(熊本製粉)を使用しています。
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【米粉パンを作る前に】
おいしい米粉パンを作るために知っておきましょう。
<材料>
●イースト、ベーキングパウダー
パンを膨らませる役割があります。粉類と一緒に混ぜていきます。
●塩、砂糖
塩には、パンの甘みを引き立たせたり、イースト以外の菌の繁殖を抑制したりする役割があります。砂糖にはイーストの働きを助けたり、パンをしっとりさせたりする役割があります。
●水分(ぬるま湯、無調整豆乳、牛乳、卵など)
冷たいまま使うと、失敗の原因になります。ぬるま湯、豆乳や牛乳は電子レンジで加熱するなどしてひと肌くらいの温度に、卵は常温に戻してから使いましょう。
●油脂(米油、オリーブオイル、溶かしバターなど)
生地に入れるとパン自体にコクを与えてくれるだけでなく、生地の乾燥を防ぎ、ふわっとした仕上がりにしてくれます。また、米粉パンは乾燥しやすいため、発酵前と焼く前に生地の表面にも塗ります。
●打ち粉
打ち粉にもすべて米粉を使っています。レシピの分量とは別に用意しておきましょう。
著=中村りえ/『米粉365 パンもお菓子もおかずも。』
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