深夜営業はなくてもいい? これからのコンビニのあり方に賛否の声

コンビニの利便性の一つといえば、買い物をしたいときにいつでも営業していることではないでしょうか? コンビニ=24時間営業があたり前の今、なんと業界大手のファミリーマートが、営業時間の見直すと10月末にメディアで報じられました。
一方、最大手のセブンイレブンは、24時間営業を続ける方針を打ち立てました。この背景には、どんな事情があるのでしょうか?
省エネや人件費の問題を解消!?
人手不足が叫ばれ、人件費も高騰している今、コンビニを含めた店舗経営は転換期を迎えています。その問題に対応するため、ファミリーマートは深夜の来客数が少ない店舗で、深夜から未明にかけて一時的に店を閉めることに。
これは実験的な試みであり、売り上げや経費にどのような影響があるのかを、検証するようです。良い結果が出るようであれば、店舗の経営者にとっては素晴らしい対応策になるかもしれません。

それでも24時間営業をする理由
では、24時間営業を続けるセブンイレブンには、どのような狙いがあるのでしょうか? セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は、「営業時間を午前7時~午後11時に変えれば、店全体の売り上げは3割落ちる」と日経ビジネスのインタビューに答えています。
また、24時間営業の見直しについても「社内で議論したことはない。加盟店からもそんな声は全く出ていない」とのことです。
スーパーなどの他業種の小売店との差別化する場合にも、24時間営業というのは大きなアピールポイントになります。それを変更するのは、メリットと同じくらいのデメリットがあると考えられているようです。

消費者の立場から見た「24時間営業」
今回のファミリーマートの営業見直しは、ネットでも大きな話題となりました。「深夜も働いているから、買い物ができないのは不便」という切実な声もある一方で、「現代人は、便利であることに馴れすぎているのでは?」「素晴らしい決断」といった肯定的な意見も目立っています。
コンビニは、いまや買い物をする場所としてだけでなく、さまざまな役割を担っています。例えば、暗い夜道を歩いているときに、明るいコンビニを見かけてほっとした経験はないでしょうか? 実際、コンビニには、地域の見守りや犯罪を抑止する効果が期待されています。ほかにも、ATMでお金を下ろしたり、税金や公共料金を支払ったり、郵便物や宅配便を出したりと、銀行や郵便局のような役割も担っているのです。
今回の一部のコンビニによる方針転換によって、経営側にも消費者側にも、さまざまな影響が出てくることが予想されます。双方にいい結果となるように、今後の推移を見守りたいですね。
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