途中式を消さなければ不正解!? “算数教育”の奇妙な採点基準に大ブーイング
小学校の“算数”は数字に関する基礎的な知識を身につけるための重要な科目ですが、学校によっては奇妙な採点方法で、せっかく子どもが導き出した正解を不正解にしてしまうところもある模様。とくに“途中式”に関しては、様々な“珍採点”があるようです。
子どもが“途中式”を消してしまう理由
今年12月にとあるTwitterユーザーが、算数に関する小学校のお子さんの“癖”をツイート。学校の問題集を解いているときに、途中式を消しゴムで消してしまうそうです。不思議に思い子どもに訳を聞いてみると、「途中式が書かれていると不正解にされるから」とのこと。
例えば“10×2+3”の場合、“10×2+3=20+3=23”と書いたら不正解。“10×2+3=23”と書かなければならないということで、このTwitterユーザーは「いったいどういう指導をしているんだろう」と困惑していました。
すると同ツイートはたちまち拡散され大きな話題に。「うちの子も同じような癖があってどう修正しようか悩んでる」「途中式消すなんてこの先の大学受験とかでは通用しない方法なのに、なんでそんなこと教えてるんだ?」「どこで間違ったか指導者が検証できないし、途中式は残しておくべきでしょ」といった声が上がっています。
一方で“途中式を残さないと不正解”という学校もあるようで、「うちの子どもの学校は“途中式を残せ”って方針。むしろ“消せ”って指導してたら絶対に抗議にいく」「娘の塾では『暗算できても途中式を残しなさい』って教えてたな」といった声も。学校や指導者によって方針が違うようです。
“8×7+17=73”が不正解!?
小学校の“途中式問題”は、以前から様々な形で話題になってきました。2015年にTwitterで大炎上したのは、足し算の文章問題に関する教師の採点。とあるTwitterユーザーが「1袋8個入りのチョコレートが7袋と、袋に入っていないチョコレートが17個あります。全部でチョコレートは何個ありますか?」と記載されている子どものテスト用紙の画像を投稿しました。
この問題にお子さんは“8×7+17=73”という式を書いて提出したのですが、まさかの不正解。理由は“掛け算をまだ習っていないから”というもので、教師は“(8+8+8+8+8+8+8)+17=73”と書かせたかったとのこと。不正解にするだけではなく、テスト用紙の“8×7”という解答の部分に「なにこれ?」と記入する始末。
これには「掛け算させたくないんだったら問題文がおかしいだろ!」「“なにこれ?”ってひどい注意の仕方だなぁ… 子どものやる気を削ぐだけ」「むしろ子どもが自ら学習して掛け算を身につけたんだから褒めて伸ばすところでしょ」といった意見が続出しました。
また途中式ではなく“答え”の採点にも、学校によっては奇妙な基準があるようです。2016年には、脳科学者の茂木健一郎がブログで「小学校の算数のテストで、『3.9+5.1=9.0』と書いたら、減点されたというツイートが流れてきて、とてもびっくりした」とコメント。“9.0”ではなく“9”と書かなければ正解にならない採点方法に、「これははっきり言って一種の子どもに対する『虐待』である」と憤っています。
小学校の算数教育では、しっかりとした「正解」を教えてほしいものですよね。
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