専門家がアドバイス! 子どもの片づけは“しくみ”ד声かけ”の両輪でうまくいく
子どもの片づけは、しくみを作っただけでは長続きしないもの。大人からの声かけや、親子のコミュニケーションがとても大事なのだとか。そこで「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さんに、しくみ+声のかけ方の実践法について、伺いました。
大人の声かけしだいで、子どもの行動が変わる

上着はハンガーに掛けるだけ、教科書は棚にしまうだけなのに、何でうちの子はやらないの? “子どもが片づけない問題“は、多くのママたちの共通の悩みです。
「子どもの片づけは、ママがママ目線で“しくみ”をつくって、あとは子どもにお任せ、ではうまくいきません。子どもが使いやすい子ども目線のしくみと、大人からの“声かけ”をセットで進めることが、“子どもが片づけない問題”を解決する最短距離」と橋口さん。

子ども目線のしくみとは、例えばランドセルなら置くだけ、文房具ならペン立てに入れるだけなど、子どもが片づけやすいように徹底的にシンプルにすること。子どもはどんどん成長・変化するから、定期的なしくみの見直しも大切だそう。
また、しくみとセットの声かけは、“ダメ出し”にならないように気をつけて、とも。「何で片づけないの?」など、責める声かけをすると、子どもにとって片づけは「怒られながらするイヤな作業」になってしまいます。片づけてほしいときは、「◯◯ を△△してね」などと具体的に伝えるのがポイント。「幼い子なら、ママと一緒にしたい、ママを喜ばせたい、という気持ちが強いので、一緒にお片づけする声かけを。思春期の子どもなど、ほめると照れてイヤがる子どもには、『ママは○○してほしい』『○時までに片づけて。お願いね』などとシンプルに頼みましょう」。

子どもだって、片づけたほうがいいことはもちろん分かっています、と橋口さん。「大人の声かけしだいで子どもの行動は劇的に変わります。私たちがラクになるためにも(笑)、子どもが片づけやすいしくみと声かけを、取り入れていきましょう!」。
しくみ
(1)子どもの使いやすさ最優先のしくみ
(2)ぱっと分かるシンプル収納
(3)子どもの成長に合わせて時々見直す
声かけ
(1)忘れているようなら思い出させる声かけを
例:「あれ、ランドセルの場所、ここじゃなかったんじゃない?」
例:「ママは今気になっていることがあります。それは何でしょう?」(クイズっぽく)
(2)片づけてなければ具体的にお願いしたり、提案したり
例:「今週中にいらないプリントを整理してね」
例:「ここは家族みんなの場所だから、自分の部屋に片づけてね」
例:「この引き出し、使いにくかったら違う入れ物に替えようか?」
(3)片づけてくれたときこそ素直なプラスの声かけを
例:「ありがとう、助かるわ」
例:「すっきりしたね、びっくりしたよ!」
例:「きれいになってうれしいな」
「しくみ+声かけ」は、片づけ問題に限らず、親子のコミュニケーションも快適にしてくれる極意のよう。
撮影=三佐和隆士 編集協力=宇野津暢子
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