思わぬところに子どもの窒息事故の危険が! 家庭でできる応急処置と予防策

小さい子どもは、何でも口に入れてしまうことが多いですよね。しかし、それが原因で窒息事故を起こすなど、思わぬトラブルにつながる可能性も。
子どもがものを口に入れたがる理由とは?
赤ちゃんがなんでも口の中に入れたがる理由には、いくつかの説があるそうです。ひとつは探究心から気になるものを口にしてしまうこと。また、赤ちゃんのうちは視覚や聴覚がまだ発達段階なので、毎日おっぱいを飲むことで鍛えられている口に入れてものを判断するからともいわれています。
口にものを入れることで刺激を受け、脳の発達にも効果があるともいいますが、その反面、雑菌を口にしてしまう危険性にくわえて、誤ってものを飲み込んでしまう危険があります。

実際、口にものを入れたことによる誤飲や窒息事故で、多くの乳幼児が搬送されているそうです。年齢によって窒息の原因となるものは異なり、1才までは包み紙や袋、タバコなどの誤飲であることに対して、2才以降はおもちゃや薬などが挙げられています。
子どもがなんでも口にしたがる時には、誤飲を防ぐためにあらかじめ応急処置や予防策を知っておきましょう。
誤飲による窒息。緊急時の対処方法と予防策
ちょっと目を離したすきに、子どもが思わぬものを口に入れて飲み込んでしまった、という事態が起きてしまった場合、まずは119番通報をして救急車を呼ぶと同時に、応急処置をおこないます。
まず、反応がある1才未満の子どもには「背部叩打法」をおこないます。うつぶせにして片手で身体を支え、手のひらであごも支えます。もう片方の手の付け根で肩甲骨の間の部分を強く4~5回たたきます。

そしてもうひとつ、「胸部突き上げ法」。仰向けにして後頭部を支えたあと、胸の中心に手を当てて強く絶え間なく圧迫します。心肺蘇生法でもおこなうやり方ですが、これを「背部叩打法」と交互におこないましょう。
1才以上の子どもには、背後から両腕を回して片方の手を握り、子どものみぞおちから腹部を上へ圧迫する「腹部突き上げ法」をおこないます。
このような応急処置をする必要がないように、家庭内で誤飲による窒息を防ぐための予防策を講じておくのも大切です。たとえば、子どもをやわらかすぎる布団に寝かせていると、布団を誤って口にしてしまうこともあります。ですから、布団はふわふわのものではなく適度に固いものを使用したほうがいいでしょう。
子どもは、大人が普通に食べているものでも、のどにつまらせて窒息を起こすこともあります。キャンディやパン、大きめの粒のぶどうやプチトマトでも、誤飲による窒息事故が起きているほどです。ちょっと大きめの食べ物は、食べさせる時により注意すべきです。
おもちゃも、小さいものなら飲み込んでしまうこともあります。東京消防庁によれば、乳幼児は直径3.9cmほどのトイレットペーパーの芯を通る程度の大きさまでのものなら、のどに詰まらせてしまう恐れがあるそうですから、この大きさより小さいものを子どもが手の届くところに置かないようにするのも、誤飲による窒息の予防策になるでしょう。
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