芳香剤にも大変身!? 夏の必携アイテム・保冷剤の意外な活用法

保冷剤の中身「吸水性ポリマー」の活用法とは?


あっという間に梅雨が明けて、連日猛暑日。食べ物の保管や体温調節に役立つ保冷剤が活躍するシーズンとなってきました。しかし、保冷剤には更なる使い道があることをご存知でしょうか?

様々な場面で活躍する保冷剤


今年6月に放送された「あさイチ」では、保冷剤の活用法をピックアップ。「物体を低温に保つ」という本来の用途以外に、芳香剤としても使える驚きのポテンシャルに注目しています。

芳香剤の作り方をレクチャーしてくれたのは、ハンドメイドクリエーターの蔭山はるみさん。「水性マーカー」「アロマオイル」「保冷剤」の3つを使ったリメイク法を早速チェックしていきましょう。保冷剤は常温に戻し、パッケージに「吸水性ポリマー」か「高吸水性樹脂」と書かれているタイプを選ぶのがポイント。

まずは保冷剤の縁を切りとり、中身をコップに移したら少量の水を加えて柔らかくします。続いて別のコップに水を注ぎ、水性マーカーを浸けて好みの色にカラーリング。即席の色水が作れるので、保冷剤の中身が入ったコップに移してよくかき混ぜてください。

あとはアロマオイルを数滴垂らせば、ほんのり香る芳香剤の出来上がり。好みで小物やオブジェをセットしてみても面白いかもしれません。水色のマーカーで色を着けた蔭山さんは、爽やかな色にピッタリな船の模型を浮かべていました。可愛らしい芳香剤は視聴者の目を引いたようで、ネット上には「芳香剤がこんな簡単に作れるなんて…」「早速、息子と一緒に作ってみました!」など反響の声が続出。

吸水性ポリマー(高吸水性樹脂)の効果で水分がゆっくりと蒸発するため、アロマの香りは2週間ほど持続します。アロマオイルの他にオーデコロンやフレグランスでも代用可能なので、気になる人は自分だけの芳香剤を作ってみては?

保冷剤の中身「吸水性ポリマー」の秘密


【写真】衛生用品の材料から土地の改質まで幅広く対応


保冷剤に使用される吸水性ポリマーとは、一体どんな素材なのでしょうか。多数の化学製品を取り扱う「日本触媒」社のホームページによると、吸水性ポリマーの材料は「アクリル酸」と「アクリル酸ナトリウム」。2つの素材を網目状に繋げていくと風船のように膨らみ、水をたっぷり蓄えられるような構造になっていきます。

水を吸い込む力の強い吸水性ポリマーは、紙おむつや生理用ナプキンなどの材料としても大活躍。簡易トイレの吸水部に使用したり、液状化してぬかるんだ土地の改良にも役立ちます。吸水性ポリマーに更なる可能性を見出した「日本触媒」は、中国の砂漠地域で植林実地試験も実施しているそう。

普段何気なく使っている日用品の材料をチェックすると、思わぬ所で吸水性ポリマーの名前を見つけるかもしれませんね。

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