寒い時に鳥肌が立つのは自分を守るため!? 素朴な体のフシギを徹底解明

びっくりした時や、恐怖を感じた時に「顔が青ざめる」と言いますよね。
じつは慣用表現ではなく、実際に顔が青白く変化することに由来しているよう。
そこで今回は、身近な「言葉」に隠された秘密を探っていきましょう。
顔が青ざめるのは血管のせい!?
10月29日の「平成教育委員会」(フジテレビ系)では、「身近な言葉×身体のフシギ」を放送。
国語と理科の疑問をかけ合わせた問題を紹介していきました。
まず初めに、「顔が青ざめる」という言葉に注目。
「恐怖を感じると○○が縮むから、顔が青ざめる」という穴埋め問題が出題されると、スタジオからは「心臓が縮む」「命が縮む」といった回答が相次ぎます。
しかし正解は「血管が縮むから」。人は身の危険を感じると、外敵に傷つけられて出血しないようにするために血管を収縮します。
体全体の血管が縮んで赤い血管が減ることで青白く見えるよう。
続いて登場したのは、寒さや感動した時によく使う「鳥肌が立つ」という表現。
実際に肌にぶつぶつができて“鳥の肌”のように見えることからこの言葉ができました。
鳥肌が起こるのは、毛の根元についている“立毛筋”が縮んで普段寝ている毛を直立させるため。
この時、立毛筋が毛穴周辺の皮膚を引き寄せるので表面がぶつぶつ状になります。
鳥肌が立つ理由が問題として出題されると、安藤美姫さんが“毛の間に空気の層を作るから”と答えて大正解!
寝ている毛が立つことによって、皮膚と外気の間に空気の層が出現します。
でき上がった層が体温で温められ、寒さを対策できるという仕組み。
この豆知識に視聴者からは反響が続出。「深く考えたことはなかったけど、こういうワケだったのか!」「鳥肌の仕組みは初めて知りました」「2つとも理にかなった言葉だったんだね」といった納得の声が上がっていました。
ちなみに驚いた時や怖がった時に鳥肌が立つのは、猫や犬が毛を逆立てるのと同じ原理。自分の体を大きく見せるためです。
音楽を聴いて鳥肌が立つ人は…?

寒いときや驚いたときなど、鳥肌が立つタイミングは様々。
音楽に感動して鳥肌が立つ人も少なくありませんが、実は全員がこの経験をできるわけではないよう。
南カリフォルニア大学のマシュー・サックスさんは、「音楽を聴いて鳥肌が立つ経験をできる人とできない人がいる」と発表していました。
マシューさんによると、鳥肌体験をする人々は聴覚皮質と感情を表現する神経の密度が高いそう。
実際に実験を行ったところ、学生20人のうち10人しか鳥肌を経験しませんでした。
この発表に「普通に鳥肌って立つものだと思ってた…」「毎回鳥肌が立つんだけど、これ全員じゃないんだ」「ほんとに鳥肌が立つ人なんていたんだ! 慣用句かと思ってた」と、それぞれの立場から反響が続出しています。
“なんでだろう”と考えてしまう体のフシギは他にもいっぱい。顔や性格と同じように感じ方には個人差がありますが、気になったら調べてみても面白いかもしれませんね。
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