タッチパネル、セルフレジ… ハイテク化で逆に不便さを感じている人々

日本は総人口に占める70歳以上の割合が初めて2割を突破。
人生100年の時代に入り、社会は早急な環境整備が求められています。
しかし現在は、様々なモノがハイテク化していく世の中。
確かに便利なサービスも増えましたが、高齢者にとっては良いことばかりではないようで…。
不満を抱えているのはシニア世代だけじゃない?
今年の11月11日に放送された「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)では、「人生100年時代の大問題SP」を放送。シニア世代が身近な不満を爆発させていました。
番組では「飲食店にあるタッチパネルの反応が悪い」「トイレの流し方が場所によって違うのが困る」「スーパーなどのセルフレジが分からない」など、様々な高齢者のクレームを紹介。さらに「KDDI」の調査によれば、70代女性のおよそ半数は「セルフレジが怖い」と回答していたそうです。
しかし若い世代にも、シニア世代と同じ考えを持っている人は少なくありません。
番組を見ていた視聴者からは、「これは高齢者だけの問題ではないでしょ! セルフレジで苦戦してる若い主婦層はスゴく多い」「セルフレジで会計する時はいつも辛い思いをしてる。後ろに人が並んでると焦るし、いいことないよ」「自分もトイレ流す時に結構な確率で探してる(笑)」などの声が続出していました。
そして今回の“不満の声”で最も多かったのは、「電話の音声ガイダンスがわずらわしい」という問題。例えば修理の依頼などでメーカーに電話をした時、長い音声ガイダンスに従ってボタンを押していかなければなりません。中には担当者に繋がるまで1分以上かかる場合もしばしば。
60代女性は、「最初から人間出せよ」と怒り心頭です。
機械による音声ガイダンスは、年齢関係なくイライラしてしまう人が多いはず。
企業には業務の効率化など様々な理由があるかもしれませんが、利用者からすれば便利なシステムとは思えないですよね。
ネット上には「さんざんボタン押させといて最後に『電話が込み合っているので、おかけ直しください』とか言われるから最悪」「うっかりボタンを押し間違えた時が面倒だよね。どうやって訂正すればいいか分からないし」「緊急でかけてる時の音声ガイダンスほどイラッとくるものはないです」など、シニア世代に共感する声が溢れていました。
今だからこそ、不便なものにも目を向けよう!

インターネットやスマートフォンの進化により、様々なことが便利になりました。
しかし暮らしが“豊か”になっているかというと、話は変わってくるのではないでしょうか。
以前放送された「NHKニュース おはよう日本」(NHK)では、「便利な世の中で… 今だからこそ“不便益”」というテーマが取り上げられていました。
「不便益」とは、「不便にすることでメリットが生まれる」という考え方。ある企業では、スマートフォンを所持しなければ月5000円の奨励金を支給しています。
変わった制度ですが、導入したことによって社員同士のコミュニケーションが大きく変わったそう。
以前この会社では、仕事の空き時間に何も話さずスマートフォンを見ている社員ばかりでした。
次第に社員同士の関係性が希薄になっていきましたが、導入後は積極的にコミュニケーションをとる社員も増加。伝達事項なども今までよりスムーズになったといいます。
便利なものも不便なものも、バランスよく使いこなせるのが一番かもしれませんね。
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