タバコを1本吸うと寿命が14分縮まる!? 眠れないほど面白い地球の雑学(89)【連載】

地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第89回目をお送りします。
◇◇◇
タバコを1本吸うと寿命が14分縮まる!?
タバコが健康に大きな害をもたらすことはよく知られ、健康意識の高まりなどから喫煙者の数も減ってきている。それでもタバコをやめられないという人は、タバコを1本吸うごとにどれほど寿命が削られているかを知ると、禁煙するきっかけになるかもしれない。
イギリスの医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』によると、20歳前から喫煙を続け、1日平均20本、50年間タバコを吸っている人の場合、タバコの数は累計36万本になり、男性は8年、女性は10年も寿命が短くなるという。縮まった寿命を10年として計算すると、1箱で4.8時間、1本で14.4分もの命を削っていることになる。あまりにもったいないではないか。
もったいないといえば、お金も同様である。
タバコの値段はどんどん引き上げられているうえに、消費税だけではなく国と地方のたばこ税、国のたばこ特別税がかかっており、430円のタバコなら、そのうち64パーセントが税金なのである。
禁煙へのサポート体制も拡大している。2006年からは禁煙治療にも健康保険が適用されており、禁煙外来に足を運びやすくなっている。かつては禁煙外来を受診できる医療機関は少なかったが、今では全国で1万5000カ所以上に増えている。ニコチンパッチや飲み薬など、治療の選択肢も広がった。かつて禁煙に失敗した人は、禁煙とはタバコを禁じられることではなく、タバコから自由になることととらえて再チャレンジしてはどうだろう。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
Information
人類なら知っておきたい 地球の雑学
思わず誰かに話したくなる「理系のウンチク」が満載! 職場で家庭で、日々の「雑談」に役立つ、動植物・天体(太陽系)・人体・天気・元素・科学史など、「理系ジャンルネタ」が存分に楽しめる必読の一冊です!
▼単行本情報はこちらから
著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募

「「ノザキのコンビーフ(80g×6 個)」」
そのままでも調理してもおいしいから、ローリングストックに最適!
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細