顔の骨が減っていく…。顔のたるみやシワは骨密度の低下が原因!?

女性ホルモンの減少による老化なんてまだまだ先のこと、と思っていませんか? 確かにドンドン減り始めるのは40代からですが、20代や30代でも家庭や仕事のストレスが原因で変動することも! 「顔のたるみやシワも、女性ホルモン減少による骨が原因の一つになることが」とショッキングな事実を指摘するのは、クリニックシュアー 銀座 院長の飛田砂織先生。その理由を詳しく教えてもらいました。
女性ホルモンは骨にも大切
かたいけれど骨も生きています。毎日骨を作る細胞と壊す細胞が代謝を繰り返しています。ところが女性ホルモンが減ると骨を壊す細胞のコントロールができなくなり、骨がもろくなる骨粗しょう症になりやすい状態に。「骨粗しょう症になって大たい骨などを骨折し、寝たきりになる人は多いのです。ただ腰や足の骨などは60代でガクッと骨密度が減りますが、顔の骨はもっと早く、40 代から減り始めるんですよ」と飛田先生。
骨密度が減ると骨は縮んで小さくなるため、ほお骨が低くなったり、目の周りの穴が大きくなったりしていくそう。すると、目の周りが落ちくぼんできたり、ハリがなくなり、たるんでいくことに。骨は見た目にも影響するので、骨密度の低下には気をつけたいもの。

顔のたるみやシワは骨が原因の一つになることも!?
顔のたるみには皮膚、筋肉、脂肪も影響していますが、実は骨も原因のひとつ。骨密度の低下は全身に起こりますが、他の部位よりも早く、顔の骨は40代から減少が始まるので、見た目の変化に大きく関係。肌ばかりを気にするのでなく、女性ホルモンの減少による骨の変化にも気をつけたい。
【加齢で骨は変化する!】
〈顔の骨 35歳〉
骨密度がまだ充分あるので、骨は縮んでいない状態。目の周りの骨は並行で下がっておらず、あごの骨もしっかり輪郭が存在。ほお骨もまだしっかり支えることができ、下がっていません。

〈顔の骨 55歳〉
骨密度が低下し骨が全体的に縮んでいきます。そのため骨の縮みに引っ張られて目の周りの穴も下がり広がった状態に。ほお骨の高さがなくなり、あごの骨も減っていきます。

【当然「肌」も変化する!】
〈肌のたるみ 35歳〉
骨量がしっかり保たれているので、その表面の肌にも張り感があります。特にほお骨が高い位置でキープされていると、フェイスライン全体がシャープな印象に見え、若々しく見えます。

〈肌のたるみ 55歳〉
顔の骨が全体に縮むことで、その上にのっている皮膚がたるみます。顔のパーツが下方向に移動することで、肌にシワが発生するだけでなく、老け顔に見えてきてしまいます。

なんと、顔の骨密度の低下で肌がたるんだり、シワになるとは! 女性ホルモンが減少すると失われていくのは、肌のツヤだけだけじゃないんですね。
イラスト=まつむらあきひろ 取材協力=黒木博子(smile editors)
Information
医師。クリニックシュアー銀座 院長。合成でない天然のナチュラルホルモンを使った補充療法やサプリメント療法など、健やかに美しくなる最新の抗加齢医学に基づいた治療を行なっている。
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