欧米人は字の上手い下手にこだわりがない!? 日本人特有の“美文字”意識

スマホの台頭で、文字を“入力”することが一般的となってきました。
しかし書類記入や芳名帳など“文字を手書きする場面”は少なからずあり、「きれいな文字を書きたい!」と思う日本人は多いはず。
日本人はなぜ“きれいな文字”にこだわるのでしょうか。
“きれいな文字”を求めるのは日本人だけ?
2月4日に放送された「新説! 所JAPAN」(フジテレビ系)では、「きれいな文字」というテーマをピックアップ。
日本人と“きれいな文字”の興味深い関係にスポットライトを当てています。
番組内でのインタビューによると、欧米人は字の“上手・下手”にこだわりがないよう。
理由は“書かれている中身”に注目しているためで、彼らにとって“手書きかどうか”はあまり重要ではありません。
ところが文化庁が発表したデータでは、日本人のうち91.5%が「手書きの習慣はこれからも大事にすべき」だと回答。
“手書き”に重きを置く日本人は、世界的には珍しい存在だといわれています。
続いては、「字が上手い人は埼玉県出身に多い」という意外な事実。
埼玉県の小学校では1年生から“硬筆の授業”が設けられており、字の覚えはじめと同じタイミングで「書写」に取り組みます。
また毎年「硬筆展覧会」が開かれるなど、文字に対する“英才教育”に熱心なよう。
番組には“美文字王子”こと横浜国立大学・青山浩之教授が登場。
出演者に対し「子ども字チェック」を実施しました。
チョイスされたのは平仮名の「み」でしたが、残念ながら所ジョージさんを含めた全員が“バツ判定”。
「み」の元の漢字は「美」であるため、“三角形に収めるように書く”ことがポイントでした。
美しい文字を書く人の印象は?

美しい文字に対する日本人の価値観は、「公文書写教室」を展開する株式会社公文エルアイエルの調査でも明らかとなっています。
メールやSNSが主流の時代を迎え、手書き文字に対する意識は変わってきたのでしょうか。
まずは「文字が美しい男性・女性の印象は?」という質問。
上位に入ったのは「賢い・知的」「好感が持てる」「ていねい」といった項目でした。
さらに“美しい文字を書く男性に女性が抱く印象”については、「大人」「かっこいい」といった答えがランクイン。
また「文字を褒められてうれしかった経験」を尋ねると、YESの回答は「男性(32.0%)」「女性(58.0%)」という結果。
女性は、「友人への手紙や年賀状の文字」「仕事のメモや書類の文字」「祝儀袋の名前」といった場面で文字を褒められることが多いようです。
同調査では“きれいな文字にまつわるエピソード”も紹介。
「尊敬する先輩が送ってくれた年賀状の文字がすごく達筆だった」「会社の後輩の文字がとてもきれいで、会社中の人にのし袋の名前を頼まれていた」などが上がっていました。
“ここぞという場面”で書く可能性のある手書き文字。普段からコツコツと練習をしておいた方がいいかもしれませんね。
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