「こんにちはございます」と言わないのは何故? 挨拶の知られざる真実を徹底追求!

人と別れる時に使う「さようなら」という言葉。
世界の別れ言葉は「神に無事を願う言葉(Good byeなど)」「再会を願う言葉(See you laterなど)」「相手の健康を願う言葉(Farewellなど)」の3つに分けられるそうですが、「さようなら」だけはどの意味にも当てはまらないといいます。
果たして“さようなら”には、どのような意味が込められているのでしょうか。
「さようなら」には深い意味が込められている!?
3月8日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、“さようなら”の謎を徹底解説。
鎌倉女子大学教授・竹内整一先生によると、“さようなら”には「今まで〇〇だったから、そうであるならば~しよう」という意味があるそうです。
そもそも“さようなら”の起源は、「さらば」や「さようならば」という接続詞。
この2つの接続詞は“そうであるならば~”の意味を持ち、特に別れのシーンに多用されていました。
本来は「さようならば+別れの文章」の形で使われていた言葉ですが、いつの間にか後ろの文章が省略されるように。
後に続く言葉がなくなったことで、やがて「さようならば」の「ば」の字も省略。
結果、「さようなら」が生まれたのです。
「そうであるならば~しよう」という意味を持つ“さようなら”。
実は場面によって意味も異なり、例えば校長先生が生徒に向けた“さようなら”には「今日は楽しく過ごせたのだから明日もまた元気に来るんだよ」といった意味合いが。
一方熟年離婚の“さようなら”には、「今まであなたは何も変わろうとしなかったので、明日からはそれぞれの人生を歩んでいきましょう」という意味に変わります。
これにはネット上も、「たった5文字の言葉にこんなに長い文章が込められていたとは…」「歌詞の“さようなら”を“そうであるならば~しよう”に置き換えると、切なさ倍増なんだけど(笑)」「日本語って本当奥が深いね!」などの声が相次ぎました。
「こんにちは」に“ございます”がつかない理由とは?

挨拶にまつわる驚きの豆知識は他にも。
以前放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、「おはようございます」と「こんにちは」の差をピックアップ。
何故「こんにちは」には“ございます”がつかないのか、意外な真実が明かされました。
この真相の結論から述べると、それぞれの挨拶ができた“成り立ち”に差があるため。
まず「おはよう」は昔から“朝の挨拶”として、現代と同じような使われ方をしていました。
一方「こんにちは」は、挨拶の一部として使用。
そのため、「今日(こんにち)はお日柄も良く…」と後ろに文をつけないと意味が伝わりませんでした。
では一体何故、「こんにちは」と省略されるようになったのでしょうか。
その理由は“遊郭”に。
遊郭の遊女たちは遊びに来たお客に対して、「今日はお早いお着きでご苦労様です」ともてなしていました。
しかしあまりにもかしこまった挨拶だったので、遊女たちは「こんにちは」に続く後ろの文を省略。
つまり“親しみを込めたフランクな挨拶”として生まれた挨拶のため、「こんにちは」には「ございます」といった丁寧な表現はつかないのです。
私たちが普段使っている“挨拶”には、意外な真実が隠れているようですね。
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