誰に向けたものでもない無意識のアート?“試し書き”の奥深い世界

世の中には“ちょっと変わったもの”を集めるのが趣味、という人が意外に多く存在しています。
今年4月放送の「リトルトーキョーライフ」(テレビ東京系)には、日本でただひとりと思われる“試し書きコレクター”のTさんが登場しました。
パキスタンの試し書きに記されていたものは?
Tさんが集めている“試し書き”とは、その名前の通り文具コーナーに用意されている試し書き用紙のこと。
商品のボールペンでぐるぐると線を描いたり、文字を書くなどして書き心地を試した人は多いのではないでしょうか。
そんな試し書きされた用紙を、Tさんは世界中から4万点以上収集。
パキスタンの用紙には“モスク”のイラストが描かれていて、Tさんは「深い信仰心の表れではないか」と分析しています。
Tさんは試し書きについて、「無意識のアート」と表現。
試し書きにはその国のクセが出ているそうで、たとえば中国の試し書きには「疲れた」「信じられない」という言葉が。
中国ではネットが規制されているため、「試し書きに“はけ口”を求めている」と言います。
ちなみにTさんは、試し書きの筆圧や内容から「その人の性格・年齢・職業くらいまでならわかる」そう。
“試し書きコレクター”という驚きの存在に、視聴者からは「発想の斜め上をいく視点で面白いなぁ」「無意識のアートという表現はすごくしっくりきた。私も誰に向けたわけでなくついサラッと書いちゃうときがある」「これから試し書きに行ったらいろいろ分析してしまいそう」といった声が寄せられていました。
“辞書界のレジェンド”宅で驚きの光景が!

一風変わった収集癖を持つコレクターは、これまでにもテレビ番組などで多く紹介されています。
たとえば昨年1月放送の「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)では、タモリさんら出演者が“辞書コレクター”のSさん宅を訪問。
Sさんはフリーの校正者で、名立たる辞書の校正を行ってきた「辞書界のレジェンド」だとか。
Sさんによると収集した辞書の数は1万冊を超え、書棚はおろか通路も辞書でほとんど埋め尽くされています。
さらにSさんは、昭和4年発行のレアなミニ国語辞典を紹介。
ほかにも辞書型のミニ金庫や辞書型の消しゴムなど、辞書にまつわるコレクションが登場しました。
昨年6月放送の「マツコの知らない世界」(TBS系)には、“包み紙コレクター”のフリーアナウンサー・堤信子さんが登場。
百貨店や菓子店などの包装紙を1万点以上集めてきたそうで、厳選された約100枚のお気に入り包装紙がスタジオで紹介されています。
マツコ・デラックスさんも名前を知っている福岡の菓子店は、季節によって包み紙のデザインが変化。
堤さんは嬉しそうに「あとで差し上げますね!」とマツコさんにアピールしましたが、残念ながらマツコさんには響かなかったようで「いらないです~」と断られていました。
一風変わったアイテム収集といっても、集める人にとっては宝物。熱中できるものがあると、日々の生活がより楽しくなりそうですね。
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