外国人は天気予報をこまめにチェックしない!? 日本人が天気に振り回されやすいワケ

日本人と天気には他国では珍しい深い繋がりが!?


皆さんは、天気予報を毎日チェックしていますか?

「今日は洗濯物を干しても大丈夫な日?」「傘を持って行った方が良い?」など、天気によってその日の行動が左右されますよね。

実はこれほど天気に敏感なのは、日本人ならではの特徴。

海外の人々は日本人ほど、天気予報をこまめにチェックしないそうです。

一体なぜ日本人は、天気に振り回されやすいのでしょうか。

日本は異なる気候帯が共存した珍しい環境?


日本人と天気の深い繋がりについては、5月20日放送の「新説! 所JAPAN」(フジテレビ系)で詳しく解説されています。

同番組によると、日本人が天気に左右されやすい理由は“1つの国に3つの気候帯が集結しているため”。

日本は四季に恵まれているほか、「亜熱帯」「温帯」「亜寒帯」などの気候帯が共存する珍しい環境です。

その結果同じ日でも北海道は氷点下29度、一方沖縄は20度と50度近い気温差が生じることも。

さらに番組では、「雨女」の由来についても言及。

そもそも雨女とは、大事な日に雨が降る人を意味します。

雨女と呼ばれるようになった所以は、今から遡ること200年前。

江戸時代に描かれた雨女は、長い舌で雨を舐め取る“妖怪”のような姿でした。

雨は“恵み”である一方、妖怪に例える“不吉”なイメージを持っていた日本人。

その認識が「大事な日に雨が降る=雨女」の起源だったそうです。

また日本人が天気に振り回されやすいのは、江戸時代から変わっていません。

歴史学者・磯田道史さんによると、江戸時代には「日和見人(ひよりみびと)」と呼ばれる人たちが存在。

日和見=天気を観察する人を指し、特に天気に左右されやすい漁村では極めて強い力を持っていました。

日和見人の天気予報によって、船を出すか出さないかを決めていたという昔の人たち。

当時の天気予報は、今以上に死活問題だったといえます。

番組で明かされた日本人と天気の深い関わりについて、ネット上では「天気予報のチェックがまさか日本特有だったなんて…」「確かに言われてみれば、日本人は天気に対してやけに敏感だよね」「日本人と天気の関係性って凄く奥が深い」といった声が相次いでいました。

天気は“健康面”も左右する!?


【写真】梅雨に体調を崩しやすい人は何割?


天気に振り回されやすい日本人。実は天気による影響は、日本人の“健康面”にまで及ぼすそうです。

株式会社リーフェが発表した調査レポートでは、20~50代の男女100名にアンケートを実施。

「梅雨時期に体調を崩しやすいと感じたことはありますか?」と質問したところ、全体の32%が「はい」と回答しています。

続いて「梅雨時期に起こる不調はどんなものがありますか」と尋ねてみると、第1位には「頭痛(65.6%)」がランクイン。

次いで第2位には「倦怠感(40.6%)」、第3位には「疲れ(37.5%)」が並びました。

ちなみに20代男性は「寝不足・立ちくらみ」が全員に該当し、30代女性は「メンタル面(イライラ)」が6割を超えています。

日本人と天気の繋がりは、切っても切れない関係なのかもしれませんね。

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